2022年2月23日水曜日

赤穂のビシャゴ岩

 


この岩は赤穂の西の岡山県との県境の山にあります。昔だったら備前でしょう。登り口は国道250号線沿いの法光寺の先にある「赤穂コールドロン」の標識です。赤穂は大きなカルデラの中に位置しており、この山がその縁となっているそうです。ビシャゴ岩は登り口から見えますが、その下の絶壁がカルデラの壁に相当するようです。。ソーラーパネルの間を登ると立派な石積みがたくさんあります。その先に愛宕神社があり、その裏に扉があって、登山道となります。この登山道はよく整備されていて、階段もさりげなく作られて登りやすく、急斜面にはロープもあります。墓や祠の残骸(?)、最終処分場のような西の谷池など、飽きない登山道です。登っていくと周囲は背の高いシダ藪になります。振り向くと海が見えます。そして「ビシャゴ岩下廻り」と書かれた道標は無視して登ると一旦尾根に出ます。ここで南に向かうとビシャゴ岩です。素晴らしい展望です(写真)。


眺望を楽しんだらそのまま南に歩くと、ビシャゴ岩の下に回れます。大統領の顔を彫りたくなるような大きな岩です。ぐるっと回って、「ビシャゴ岩下廻り」に出てきて、また登り直し、尾根から北に歩いて東奥四等三角点(312.79m)に行きました。灌木の藪の中に三角点まで道があります。ここは毘沙門山だそうです。その先には明らかに道はありませんが、水色のマーキングがあったので、つい藪に向かってしまいました。この先にはマーキングはありません。灌木の藪なので枝をかき分ければ歩けますが、シダの塊も多いので注意しました。尾根に沿ってなんとか歩けるくらいの藪でした。270m+の鞍部にはプラスチックの杭がありましたが道はどの方向も不明瞭です。北に斜面を登りましたが、シダ藪が厳しくなり、東に向かう水平な踏み跡を見つけたのでそちらに行ってみました。木が生えていて藪と変わらない踏み跡でしたが、北から伸びてきている尾根に沿った踏み跡に出ました。ここには水色のマーキングがあり、これをたどって南に降りました。これも藪抜けの踏み跡でしたが意外と長く続きました。最後はシダ藪の中にマーキングがあったので、それは避けてここからはマーキングを探さずに西に藪の斜面を降りました。地形図の破線道を探して降りていくと、藪化した道が見つかりました。この道は大きな岩の多い谷に降りており、両脇からシダがせり出しているので岩の上を歩かざるを得なくなりました。場所によっては岩盤が濡れていて滑りやすく、乾いたところを選んで降りて行きました。そのうちに水色のマーキングが復活して、最後は登山道に出てきました。西の谷池の上で登山道が西に曲がるところで、「弘法大師の水」という標識の方向から降りてきたので、降りてきた谷の水が弘法大師の水なのかもしれません。


下山は素直に登山道を降りましょう。


展望 ★★☆

藪山度 ★★★ ビシャゴ岩だけなら問題ありません。

地形図は「備前三石」です。



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