2022年2月5日土曜日

有馬富士

 


三田の有馬富士の麓には公園が作られており、阪神方面から来られる方も多いようです。登山口としては福島大池の奥から山頂への道標を辿りました。良く整備されている道で登山としては物足りない感じがしますが、千丈寺湖方面への分岐に着いてからは急な階段となります。楽な階段もありますが最後は岩場になって、山頂に着きました。有馬富士四等三角点(373.93m)があって、南方向の展望が開けています。


展望が開けているのは、南側は岩場だからです。わんぱく岩と名付けられていますが、下りはかなり危険でした。幸いに落ち葉が少なく岩がむき出しなので降りられましたが、落ち葉があると滑ると思います。なんとか岩場の下まで降りて、西向きの道を歩いて北側の階段の登山道に戻りました。階段を降りて、千丈寺湖方面へ向かいました。こちらも整備された道で、笹薮の間を抜けて行くと、まっすぐは通行止めになっており、千丈寺湖へは西に降ります。階段を降りて、北に曲がって千丈寺湖へ道は行っていますが、途中で西に向かう小径があってマーキングがあるので、これを歩きました。細い道ですがマーキングは途絶えません。西の山に登ると333mピークには加茂山という札がありました。このまま西に小径は続き、南に曲がって尾根を縦走し、一旦下ってから300m+に登り、地形図の実線道に降りてきました。このルートから見る有馬富士はきれいな形をしていました。


この付近は木がまばらで不思議な雰囲気の場所ですが、地形図から察するに耕作地だったようです。荒れていますが木がまばらで見通しの良い場所です。西から細い用水路が延びて来ており、これに沿って歩きました。ここもマーキングがあって、笹が多少邪魔ですが整備された道です。峠のような所に来ると、南は城ヶ岡、北は金比羅山となっており、まず金比羅山に登りました。こちらも狭い道ですが整備されており、岩場にはロープもあります。多少のアップダウンもあり、山頂には岩があって、その西に金毘羅宮がありますが鍵が掛かっていました。鳥居があります。なお、北の千丈寺池の北側にも金比羅山があります。


下山は参道と思っていたのですが、三角点を見ようと思って南に歩きました。加茂三等三角点(356.34m)は道の途中にあり、その南は岩場で展望が広がりました。ここまではマーキングがあったので、岩場を降りれば道があるのかと思って降りてみましたが、藪でした。シダも生えており、藪漕ぎになってしまいました。幸いあまり急斜面ではなく、岩場もあり、枯れ枝を折りつつ下っていき、石積みのある谷に出ました。これを下ると、地形図の破線道に出られました。参道で下山するよりは近道だったと思いますが、お勧めできません。


破線道を東に歩き、また峠に戻り、今度は城ヶ岡に登りました。こちらは急斜面で、ロープがたくさんあって助かりました。登り切ると東から南に展望のある東向きの岩場があり、有馬富士が見えました(写真)。山頂に行くと南向きに岩場があり、ここでも展望がありました。下山は東に岩場の斜面を下りました。たまにマーキングがあるのですが、道はありません。南寄りの尾根に向かいましたが、地形図では荒地となっており、枯れすすきが茂った藪でした。灌木の藪を抜けて谷沿いに降りましたが、降りるにつれて谷につきものの葦が増えてきたので再び尾根に登り、南斜面を下って道路に出ました。これで福島大池の蛇紋岩の所に戻りました。


有馬富士は、わんぱく岩から登って北の階段で降りるのが正解と思います。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「藍本」です。



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