2022年2月20日日曜日

相生の緑が丘と峠三角点

 


これは相生の西側、新幹線のトンネルの上付近の山です。登り口として緑が丘の西側の山裾を探索しました。地形図の実線道は私有地に入るゲートがあるので西に回りましたが山裾は竹やぶで丈夫なフェンスがあります。結局溜池の北付近に扉を見つけて、ちょっと苦労してフェンスを抜けました。扉の内側には祠に向かう道がありました。付近の石を積んで作った常夜灯と手水がありました。祠からは道はないので、適当に林を登りました。すると、道に出てきました。道の脇には石積みもあって、ちゃんと作られています。地形図通りに分岐があり、どうも分譲地として計画されたもののようです。道の東の端まで行って、荒れた道より簡単と思って斜面を登りました。木の間隔が広いので楽に登れましたが、地形図通りに道も山頂近くに来ていました。152mピークの先の付近には、石積みの感じから祠か何かがあったようです。この付近は木の間隔が広くて気持ちの良い尾根でした。次の150m+ピークには大きな岩がいくつかありました。気持ちよく歩ける尾根で、緑が丘四等三角点(172.08m)は危うく通り過ぎるところでした。しかし気持ちよく歩けるのはこの付近までで、徐々にシダも増えて木の枝も邪魔になってきました。


次の170m+ピークでは地形図の破線道は確認できず、幅広い尾根なので方向を間違えて修正し、150m+小ピークから140m+鞍部に降りましたが、ここは北から地形図の破線道と思われる荒れた道が来ており、それと一緒に小さな水路があって西に向かっていました。尾根沿いに歩くなら南側の尾根に登るのですが、シダが多かったので水路に沿って谷を登りました。水路は消えてシダの間の小道になりましたが、それを抜けるとシダは減ってきて、240m+ピークは良い感じでした。が、ここから西の鞍部に降りる所はシダ藪でした。鞍部にはシダはないのですが、道が横切っている感じもなく、その西は尾根の北側にある踏み跡らしきものを歩いていたら象のような巨大なシダの塊に出てしまい、尾根に上がりました。ここもシダ藪でしたが、なんとか突破してシダの無い236mピークに出ました。ここからしばらくはシダはなく、赤穂市との境界の尾根に出て北に折れ、さらに西に折れた付近からがひどいシダ藪となりました。しばらくシダと格闘し、それを抜けると関電の巡視路に出ました。これは2008/03/17に通っています。


この付近の関電の「火の用心」は黄色です。まず相生火力線一七鉄塔がありました。ちょっと展望があります。ここからしばらくは巡視路なので極楽でした。203mピークの西の鞍部には確かに道があって、西に登った所は祠の跡のような感じがしました。そして2008/03/17には荒山を目指してひどい目にあったので、今回は素直に巡視路で下山しました。相生火力線一八鉄塔(この系列の鉄塔の鉄塔名表示はほとんど読めません)を過ぎて、巡視路はそのまま地形図の破線道を辿るのかと思うと、いきなり西に曲がってしまいました。次の鉄塔に行くので当然ですが、踏み跡があったので破線道の方向に歩きました。ところがこちらはシダ藪で、なんとかピークに上がって峠四等三角点(134.81m)(なぜここが峠?)をシダ藪の下に探し出しました。紅白のポールがシダから出ていたので見つけられましたが、完全にシダに覆われていました(写真)。


三角点も山頂も尾根に覆われており、ここからの下山は困難を極めました。いちおう破線道と同じように尾根筋を降りていきましたが、下りではシダが低く見える所がシダの背が低いのか地面が凹んでいるのかわからず困りました。なるべく地面が見えるところを歩きたいのですが、そんな所はほとんどありません。結局破線道を完全に辿るのは無理で、シダ藪の急斜面を降りました。かなり降りて、やっとシダがなくなり、林を抜けて溜池に出ました。ここで東に行けば良かったのかもしれませんが、そのまま溜池の西側を通って人家の裏を抜けて北に歩きました。竹やぶを伐採した跡を抜けて道があるので歩いていくと、道路に出る扉はガッチリと閉鎖されていました。しかたなく西に道路沿いを登り、斜面をよじ登って養護施設に出て、フェンス沿いに歩いて門のところでやっと外に出られました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「相生」です。



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