2021年1月16日土曜日

備前・瀬戸内市境の妙見山と玉葛山

 


これらは岡山ブルーラインの近くの山です。道の駅「黒井山グリーンパーク」に車をとめて、東にブルーライン沿いに歩きました。しばらく歩くと道がブルーラインをくぐっている所があり、そこで北に出て、目の前の藪を登りました。木の枝を払いながら登ると墓地がありました。墓地の奥に歩くと、行き止まりは「白谷先祖」の長島佐平太さんの墓です。その先は藪ですが、枝をかき分けて低いシダの間を歩くと、徐々に道がはっきりしてきました。とりあえずこの道で小さな尾根の上に上がり、そこから西に尾根を歩きました。シダの塊を避けて灌木の間を歩いていると、道に出ました。この道は航空写真でも見えていたので、最初からこれの登り口を探すべきだったでしょう。良い道で、シダの間を歩いて尾根に出て、細くなった道を東に歩いて坂田四等三角点(179.05m)に着きました。標石は完全にシダに隠れており、白い杭が少し見えていなければ発見できなかったでしょう。この東は道が無いようでした。


尾根を西に戻り、再び良い道に出て、西に下りました。急な坂で周囲はひどい藪ですが、時々北の展望もあります。市境の標石が点々とあります。鞍部に降りてくると、南にいくつか分岐があります。ほぼ市境を歩いたのですが、途中でマーキングを見失って、少し迷走しましたが、そのうちにマーキングを見つけて、無事に妙見山を登山道で登れました。登山道を外れると大変そうな山です。真っ直ぐに登っていった山頂は東西に長いのですが、266mの山頂には明らかに古墳と思われる穴が2つありました。展望はありません。妙見山から西の道は市境を外れて南に行き、水利施設のようなものを通って果樹園にでてきます。地形図の道は未舗装部分が多く、車が通るのは難しそうでした。しばらくこの道を歩きましたが、歴史のある道のようで、昭和2年の石のベンチがありましたし、道標もあります。分岐点には小屋があり中にソファー椅子がありました。ちょうど雨が降ってきたので少し休ませてもらいました。


玉葛山に東から登る道は、探してもワナばかりで見つかりません。結局適当なところで山に入りました。いきなり人の頭くらいの高さにたくさんワイヤーやロープの張ってある場所がありましたが、果樹園の跡でしょうか?栗の木はたくさんありました。とりあえず150m+に上がりましたが藪で、南西の鞍部に降りる斜面はさらに酷い藪でした。大きなシダの塊を避けつつ、まず140m+の鞍部に降りて、それから斜面を登りました。なるべくシダの生えていない所を選んで登りましたが、枝も邪魔です。180m+ピーク付近ではシダを避けることは可能でしたが、その次にさらに玉葛山の方へ登る所はシダが増えてきました。踏み跡らしき所を探しつつ登りましたが、それが踏み跡だったという確信はありません。枝をかき分けてなんとか220m+の鞍部に出ると、尾根に沿った道がありました。これを登って、玉葛山の山頂に着きました。玉葛三等三角点(267.02m)がありますが、それだけでなく中が空の祠がありました(写真)。南向きの展望は素晴らしく、瀬戸内が見渡せます。下山は南向きの登山道にしました。非常に急ですがロープがあります。目の前には瀬戸内が見えますし、楽しみつつ降りられました。こちらから見ると妙見山がきれいな丸い山に見えます。降りたところには玉葛山入口という標識がありました。最後はブルーラインを非常に高所の橋で渡って道の駅に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「片上」です。



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