今日は近場ということで、香寺町の恒屋城とその東の尾根を歩いてみました。恒屋城へは、香寺町恒屋から登山道があります。細い道で人家の間を抜けると駐車場があり、そこから階段が作られています。この階段はさほど登りにくくなく、素直に登れました。気持ちの良い林の中を登っていくと、まず前城に出ました。ここは下から見上げた時によく見える地点で、ビニールに囲まれたお堂があります。ここからの眺めも十分に楽しめます。さらに登ると三の郭を過ぎて、土塁や堀がたくさんあります。今は藪になっていますが、かなり広い平坦地が多く、相当な数の建物が建てられていたと思われます。二の郭を過ぎて、標高236mの本丸跡に着きました。むかし財宝が埋められているという噂が流れたそうで、宝探しに掘った穴がありますが、他は何もない平坦地です。展望は低山の割に素晴らしく、ほぼ360度が見渡せます。写真は明神山です。
恒屋城からは、東へ降りました。城跡なのでこちらも堀切のようなものが作られており、それが藪化しています。よく探すと道の跡がありますが、灌木の間を抜けて急斜面を降りなければなりません。枝を押しのけつつ鞍部まで降りると、ちょっと風通しの良い林になりますが、次の250m+ピークへの登りも藪で、ところどころシダが生えています。しかし抜けられない程の藪ではなく、なんとか山頂に出ると、ここには下草はありません。尾根を東に歩いて210m+ピークまで来ると、切り開きがありました。北へ降りる下山道があり、赤いマーキングがありますが、これは関電の巡視路のようです。尾根にも道があり、ここからは軽快に歩くことができました。途中に北の第5鉄塔に降りる分岐があり、西谷四等三角点(239.30m)を過ぎると、鶴居支線4鉄塔がありました。さらに、東に木の合間から福崎方面を見ながら南に歩き、212mピークには第2鉄塔がありました。この鉄塔の上には鳥の巣があるようです。この尾根には、広く展望の得られる場所はありません。ここからは巡視路で下山しましたが、倒木が多くて迂回が必要な場所がたくさんありました。そして鶴居支線1鉄塔を過ぎて、倒木を避けて降りていくと、笹薮の中の道になり、道路に出ました。
最後に駐車場まで戻って2時間半ほどの行程でした。恒屋城と東の尾根を別々に歩けば、それぞれ良いハイキングコースだと思います。
展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「前之庄」です。
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