2012年6月3日日曜日

加西の万願寺川上流を一周


川のどん詰まりは周回コースを組みやすいのですが、これは万願寺川のどん詰まりです。この川は加古川に合流するまで加西市内をかなりの距離流れますが、源流は上万願寺町にあります。登り口は川の東側にある金剛院にしました。隣にある若一神社の本殿の後ろから藪に入ると、いかにも簡単に山に入れました。網などはまったくなく、植林の斜面をのぼっていくと尾根に上がれました。西から道があり、尾根を東に歩くと電気の通った紐が張ってあり、ここが里と山の境界なのでしょう。

この先にも道があり、少し登ると共同アンテナがありました。さらにその先の斜面にもケーブルが埋まっており、240m+付近にも大きな共同アンテナがありました。「平成21年度電波遮蔽対策事業費等補助金事業」だそうです。この先は道が整備されているとは言えませんが、整備されていなくても登るには困りません。370m+付近でちょっと東側に展望があり、410m+ピークは落ち葉の積もった気持ち良い場所ですが展望はありません。この先もほとんどは落ち葉を踏んで歩ける気持ちのよい尾根です。倒木はありますが、自然林なので跨ぐだけです。木の間隔が広いところが多く、少ないですが巨木もあり、休んで鑑賞しました。展望はたまに木の間から東西が見えるだけです。

456mピークの南のピークで加西市と多可町の境界に出ました。方向を確認して北に降りて、456mピークを越え、境界歩きを続けました。ここは以前に歩いたことがあります(2011/12/29)。456mピークの北の430m+で西に向きを変えると倒木地帯でしたが、ひどく困ることはありません。他はほとんどは気持ちのよい尾根でした。429mピークを過ぎ、ひたすら北に歩いて469mピークに達して斜面を降りると、鞍部にはネットが張ってあり、北側は伐採地なので展望がありました(写真)。登り返して、なんとなく人工的な平坦地を過ぎて、急斜面を登ると神河町、加西市、多可町の境界点に出ました。「播磨山の地名を歩く」によると、ここは岳山と言うようです。ベンチがあるので少し休みました。

この先の西への尾根も以前に歩いたことがあります(2012/03/04)。最初は道がありますが、岩戸神社に降りる谷の付近を過ぎると無くなります。この付近では北側足下には笠形林道が走っており、遠くには岡部川が見えました。今回は更に418mピークまで歩き、南の尾根に進みました。418mピーク付近はアシビなどが茂っていて、地籍図根点があります。ここから南に斜面を降りましたが、整備された道があって、この先も歩きやすい尾根が続きました。展望はありませんが、真っ直ぐ南に歩くと、318mピークに出ました。たまに尾根沿いに道があることもありますが、ほとんどは多少枝が邪魔な程度の藪でした。最後は植林を抜けて、畑に出ました。

3時間半ほどの特徴の無い山歩きでしたが(三角点がありません)、ところどころ新緑もあって、軽快に歩けたので満足です。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「粟賀町」「北条」です。

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