2012年6月23日土曜日

波賀町鹿伏の石亀・道谷三角点


このあいだ(2012/05/26)国道29号線沿いの波賀町鹿伏から三久安山へ歩いた時、北に見えていた尾根です。割と平坦な長い尾根で、歩こうと思い立ったのですが、どこから登るかが難題でした。結局鹿伏の北の集落から川沿いに延びる林道の入口に車を停めました。川に橋が架かっている所の東側です。「入山禁止」と書いてある林道を上っていくと、川を渡ったところから簡易舗装になりました。この川は急流で水の流れは美しいのですが、少し行くとトラックが止まっていて木を切り出しているようでした。そこで林道は諦めて、川を渡ったところから西側の植林の中を登りました。かなりの急勾配を斜めジグザグに登って行くと尾根に出ました。尾根も急ですがとりあえず真っ直ぐに登れました。

植林なので登りやすいのですが、急勾配で疲れました。ところどころ平坦になるので休みながら登って行きました。三角点に近づくと、東側から道が登ってきていました。そして木の階段があり、石亀四等三角点(828.08m)に着くと、なんと木で作った二階建ての展望台がありました(写真)。ただし残念なことに周囲の木が伸びすぎていて、展望は全くありません。何の説明も無いので、いったい何の目的で作られた展望台か分かりませんが、道は西側にもありました。東側の道は、橋の所にあった「水源かん養保安林」の看板によると、「入山禁止」の林道の奥の方から来ているようでした。西側は全く分かりませんが、「くるみの里」の遊歩道のようです([1])。

三角点の東にも階段があり、しばらく歩くと大きな木のベンチがありました。ここが遊歩道の最終点らしく、その先には特に整備された道はありませんが、歩くのは楽でした。868mピーク付近は自然林で緑が綺麗でした。その先は尾根が細くなり、岩も増えて楽しく歩けました。そして尾根に青いネットが現れると東南側は伐採地となり、ちょっと登って950mピーク付近は植林です。道谷四等三角点(926.10m)は周囲が伐採されているのでシダが茂っていました。ここが道谷奥山です([2])。この付近は植林の倒木がありますが、歩けないほどではありません。尾根が南東に曲がって870m+の鞍部からは西側の谷が一望できますが、谷の突き当たりはほぼ完全に伐採されています。1012mピークへの登りは美しい自然林です。鹿がたくさん走っていました。1012mピークから992mピークまではやけに平坦な自然林の尾根でした。そして1050m+ピークに出て西に折れると、この前も通った1067mピークに出てきました。ここが本日の最高地点です。

あとは前とは逆コースの下りです。三宝四等三角点(1034.31m)付近はちょっと展望がありました。その先は尾根から南西に降りるのですが、前回登ってきた時には迷いようがなかった所が、降りる時には分かりにくくなります。この後も何回か北の谷に降りそうになりながら主尾根を西に歩き続け、最後は北側の尾根を真っ直ぐ降りていき、原横行線29鉄塔に出てきました。さらにその後も真っ直ぐに西に尾根を降りると、自動車を止めた林道の入口に出てきました。まさに完璧な下山でした。

全部で5時間ほどですが、大展望は無いものの大木や緑が楽しめる良いコースだと思いました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「戸倉峠」です。


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