2025年4月29日火曜日

上月から庄ノ上山

 


2018/04/08に上月の判官三角点に行きましたが、その時と同じように上月の和田の付近から山に入りました。ただし今回は無理やり南の190m+ピークに登らず、人家の脇から谷へ入り、墓地のところから150m+の鞍部に登りました。古い道があります。尾根上も道があり、前回同様に北西に歩きました。ツツジの季節は終わっていましたが新緑がきれいでした。尾根沿いに北に歩き、少し藪っぽい伐採地の南に向きを変えると植林になりました。ここからはしばらく作業道を歩き、植林を登って判官四等三角点(290.07m)に着きました。


さらに西に尾根を歩きましたが、道があるようなないようなところを歩くと道に出ました。この付近は前回と歩いたコースが違います。今回は南寄りに歩いたら道に出たので、少し道を下って大滝神社に行き、その裏から東に登りました。放棄された耕作地がありましたが植林を歩くと道に出ました。少し歩いてから植林を340m+に登りました。前回同様に山頂の道に出て、4基のサイロの脇を降りると舗装道路に出ました。前回はこの道路で戻りましたが、今回は真っ直ぐに歩きました。道があって問題なく歩けます。途中に古い墓地がありました。そのまま道は庄ノ上山に行くのですが、途中で道を間違えて西寄りに行ってしまいました。しかし問題なく斜面を登って道に戻りましたが、2018/02/18に見た石仏は見落としました。山の上には「行者山」という道標があり、その付近だけ岩がたくさんありましたが、何のことだか分かりませんでした。とにかく宇根二等三角点(379.74m)のある庄ノ上山に着きました。周囲は自然林です(写真)。東に庄という集落があり、その上にあるので庄ノ上山なのでしょうか。この付近には「米」とか「姿」とか一文字の地名があります。


庄ノ上山からは道はありませんが北に降りました。笹を避けて降りていくと、地形図の破線道の下に林道がありました。これは2018/02/18に歩いた道です。これを北に歩きました。良い道で新緑を見ながら楽に歩けましたが、355mピークの東付近に来ると太陽光発電施設がありました。これの北を東に歩くと、「上月町杉坂峠森林浴コース」の地図がありました。現在位置が示されていないので困りましたが、ここは2019/06/16に東から来た地点です。峠のお地蔵様がありました。ここから東の植林の林道は2019/06/16に歩いています。その時と同様に326mピークの南から南東に登りました。道はありませんが問題なく登れました。途中で林道に会い、さらに340m+ピークの東では南から林道が上がってきていました。林道の終点は344m地点で、2019/06/16はここまででしたが今回はさらに東に降りました。ちょっと曲がった尾根ですが、あまり急な斜面はなく、落ち葉で滑りやすい以外は問題なく、途中からは里山らしい道も現れました。最後は北に降りて墓地に出ましたが、ここからは降りる道がなく、正解は真っすぐだったらしく、ジグザグに斜面を降りて人家の脇から道路に出られました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「上月」「佐用」です。



2025年4月27日日曜日

山崎町の上ノ上から登る白口峠三角点

 



先週マラソンで行けなかった上ノ上ですが、今回は問題く行くことができました。狙いは送電線の巡視路で西の山の反対側の白口峠三角点まで行くことです。送電線の下あたりに車をとめて、赤い「火の用心」から関電の巡視路で植林を登りました。伐採された植林を登っていくと林道があり、最初から林道で登れたようでした。林道ができて伐採されたおかげで巡視路を見つけるのは難しくなっており、林道を歩きました。少しジグザグに登ると上に鉄塔が見えましたが、林道の法面は高くて登っていけません。少し南に回り、谷の付近から植林を登って山崎智頭線二二鉄塔に着きました。急斜面に立っており、展望があります。鉄塔から巡視路で斜面を登ると、北から来た林道の終点がありました。終点付近が植林と自然林の境目ですが、ここからは植林を避けて岩の多い境目を登りました。少し登って岩が少なくなると、ときどき関電の黒いプラ階段がありましたが、すぐに消えてしまいます。適当に登っていくと鉄塔が見えました。鉄塔の下に黒い階段がありましたが、よく見るとプラ階段ではなく木で作ってありました。この鉄塔は急斜面に立てられており展望は良好です。黒尾山がよく見えました。しかし急斜面なので鉄塔の番号を見に行けませんでした。おそらく二三鉄塔でしょう。この先は少し登ると新緑のきれいな平坦地になりました。気持ちよく歩いて、北に次の鉄塔を見に行くことにしました。新緑の林を抜けると、地形図通りにコンクリート舗装の道がありました。ちょっと広い作業場があり、その西に巨大な山崎智頭線二四鉄塔が立っていました。尾根に戻って西に歩きました。こちらは植林です。一度少し下ってから登り返し、800m+ピークに上がるとその西は岩場でした。ここを降りて西に行くと目的の白口峠四等三角点(760.95m)がありました(写真)。付近は気持ちの良い自然林です。


そのまま西に降りると帰れなくなるので、降りてきた尾根を引き返し、岩場を登ってから東に降りて、地形図の林道を探しました。植林を少し南に下った所に林道があったので、これを歩きました。少し地形図とは違っていますが、植林の中を南に行くことができました。地形図では林道の南に小さな700m+のピークがあり、これは植林ですが、この付近には林道が多く、林道で東側を通ってピークの南側に出ました。ここで林道は終わっていましたが、問題なく間伐材だらけの南の尾根を降りることができました。少し降りると東側から来た林道が折り返していました。ここからも倒木の多い植林を降りました。GPSで方向を確認しながら南東に尾根を降りました。あまり急なところはありませんでしたが、それでも木に掴まらないと降りられない所も何箇所かありました。地形図の破線道に出るつもりだったのですが、これは見つけられずにまっすぐに降りました。最後は段のある人工的な地形になりましたが、人家があって道路に出るのに苦労しました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「安積」「千草」です。



2025年4月20日日曜日

山崎町中野から登る霧ケ坂三角点

 



山崎の伊沢川上流の上ノ付近の山に登ろうと思って蔦沢菅野トンネルを北に通ると、宍粟さつきマラソンで県道429号線は通れないと言われました。姫路市民はそんなことは知りません。交通規制は上牧谷までなので、その先は走れるのだろうと思って裏道を通って東下野まで行くと、なんとまだランナーが走っていました。ランナーと並走して車を429号線を北に走らせましたが、ランナーは右カーブでは後ろを見ずに左車線から右車線に移って走るため非常に危険で、すぐに車をとめて近くの山を歩くことにしました。


登り始めたのは429号線から林道が山に上がっていく場所で、上がってみると堰堤の工事をしていました。1つ目は令和5年に完成しており、下流の2つ目を工事中でした。堰堤を右に見ながら急斜面を登りました。急斜面ですが適度に木が生えており、掴まって登ると意外と楽に登れました。少し登ると木に掴まらなくても登れるようになりましたが、倒木が多く、たびたび迂回しました。430m+ピークに着くと巡視路になりましたが、すぐに巡視路は西の植林に降りていってしまいました。それでも尾根は歩きやすく、たまにツツジも咲いていました(写真)。これは2024/11/23の逆コースです。473mピークを過ぎて、次の490m+ピークは岩場で意外と尖っていました。北西に降りて行くと、西側に林道が見えました。しかし尾根は倒木や藪が連続し、それをクリアして450m+の鞍部に来ると西から林道が尾根に上がってきました。地形図ではこの付近には東側にも林道がありますが、尾根には達していません。西側の林道はその北の山には登らず水平に西に行ってしまいます。しかし北に登ると西から林道が来て、標高530m付近で西に行きました。そのまま尾根を登り、540m+ピークから西に歩くと、倒木の藪となりました。なかなか厳しい藪でしたが、なんとか抜けだすと、眼の前に霧ケ坂三等三角点(537.23m)がありました。


霧ケ坂三角点から北は、2014/12/28に逆方向に歩いています。植林になって歩きやすくなり、390m+の鞍部には2014/12/28に見た石仏がありました。台座の上の向きが変わっているようでした。この鞍部は植林で、東から林道が上がってきていたので、それを降りました。例によってジグザグに降りていきますが、少し登る所もあって方向に自信が持てませんでした。倒木で通れなくなっている箇所がいくつかありました。谷沿いに降りると堰堤が二つありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「土万」です。



2025年4月14日月曜日

小明神コースで登る明神山

 


姫路の北に聳える明神山はどこからでもよく見える、先の尖った山です。人気の山で登山コースも増えてきたようなので、久しぶりに登りました。明神池の奥のコースに行こうと思ったのですが、神元神社まで行くのは面倒だったのでいきなり北の谷に向かいました。すると植林を抜けると道は踏み跡程度となりました。登山道とは言えない道ですが、とにかく長谷池の堰堤までたどり着けました。ここから明神池の堰堤に渡るのは難しく、いったん少し戻って谷の反対側の道路に出て明神池に行きました。明神池の堰堤は鍵がかかって入れないようになっているので、そのまま池沿いに北に歩きました。明神池の北から少し行くと、谷の西側に小明神コースと書いてあったので、ちょっと苦労して流れを渡って登山開始となりました。


まず大岩を登らねばなりませんが、トラロープがありました。いきなりの急登で1合目に達した頃にはだいぶ疲れていましたが、その後は傾斜が緩くなりました。地図にある馬の背で大きな一枚岩の上を歩きました。春らしくツツジが綺麗でした。この付近から岩が増えてきます。急斜面もありますが、ロープが張ってあるので腕力で登りました。きつい登山ですが良く整備されていると思って登っていくと、7合目に桃太郎岩がありました。大岩が2つに割れていて、確かに桃が割れたような形です。割れ目はなんとか通れるのですが、通った先の南側にはロープはあるもののすぐに急斜面となり巻き道はありません。整備されている巻き道は北側で、ロープが両側に張ってありますが、それでも歩きやすいとはとても言えません。ロープはあっても足元は落ち葉で滑りやすい斜面なので、体を支えるのは大変です。体を支えるには木に掴まったほうが良いのですが、そうするとロープに沿って進めません。冷や汗をかきながら大岩に登って、さらにロープを頼りに登山を続けました。このコースにはマーキングはほとんどなく、ロープが切れるとその先はどう行ったらよいのかわからないことが多かったのですが、よく見渡すと次のロープがあって、ロープがマーキングになっているようでした。小明神山の東の小ピークで一休みして、小明神山へはロープは北に巻いて上がっていきます。大明神コースと合流して小明神山(612m)に上りますが、この先が急登で、恐竜の背という岩場をロープを頼りに登りました。そしてやっと明神山の山頂です。明神山三等三角点(667.78m)をはじめとして、祠やら何やらがあり、展望も良好です。


小明神コースで冷や汗をかいたので下山は安全そうなAコースにしました。しかしこちらも最初はロープに頼って降りることになります。途中にはいろいろな名前のついた面白い岩があり、これらはコース案内の地図に書いてあります。相変わらずツツジがきれいで、椿もまだ少し咲いていました。展望の良い場所もいくつかありました。Aコースは西の丸で東の尾根に向かいますが、その先でAコースとAuコースに別れます。Aコースは急斜面だったので南に向かうAuコースに進みましたが、ここもロープに頼る急斜面の岩場でした。地形図から見れば当然の急斜面の名前は滑り坂だそうです。平らな大岩の鞍部を歩き、登り坂には三ツ岩という間違いなく3つの岩がありました(写真)。三ツ岩の頭で東に曲がるとここも地形図通りの急斜面の岩場で、天狗坂だそうです。なんとかここを降りると、ゴジラの背を歩いて播磨線七七鉄塔に出ました。この先は遊歩道らしく、木々の説明板がありました。232mピークには壊れて座れないベンチがありました。遊歩道を降りるとコテージの裏に出てきました。岩山歩きを満喫しました。


展望 ★★☆ 

藪山度 ★★☆

地形図は「前之庄」です。



2025年4月12日土曜日

庵の行者山から桑野へ

 

佐用町庵の行者山(鷲栖山)には、2011/02/06と2011/02/26に登っています。今回の登りコースは2011/02/06の下山コースです。庵川沿いの県道443から害獣避けの扉を3つ抜けて尾根の先に出て、落ち葉で滑りやすい斜面をジグザグに登りました。尾根に登って少し行くと石仏がありました。前回は石仏に気が付かなかったようですが、この後もいくつも見ましたが、どれも行者像には見えませんでした。尾根はツツジが満開でした。両側のツツジの間を抜けていく感じで、素晴らしい山歩きでした。同じコバノミツバツツジでもピンク色の薄いものも濃いものもあり、見ごたえがありました。少しずつ登っていき、378mピークにも小さな石仏がありました。まだツツジが綺麗ですが、アップダウンもそれなりにあります。行者山に向かって尾根が東に曲がる付近にも新しげな石仏がありました。ここから行者山へは巨大な岩が聳えています。とても登れないので岩に沿って南側に行くと、前回の下山と同じコースになりました。大岩に沿って南側をまわるとまた新しげな石仏がありました。その先は足元が不安定でしたが、なんとか切り抜けて急斜面を木に掴まって登りました。前回はよくこれを降りたものです。そして行者山の山頂に着きました。祠があります。鍵がかかっていますが板の隙間から少し中が見えて、昭和13年と40年に鳥居を再建していることがわかりました。縁起書もあるようですが完全には読めません。


山頂からは北に行くつもりだったのですが、急斜面で降りられなかったのでトラロープのある東向きの岩場を降りました。これもかなり急な岩場で、トラロープに頼って降りました。降りたところには行者山への道標の他に「岩窟へ」という道標があり、北斜面にトラロープが張られていました。ちょうど北の尾根の方向でもあったので、トラロープに掴まって斜面をトラバースしました。しかしロープはあっても道がなく、足元は落ち葉で滑りやすい急斜面ということで、冷や汗をかきました。しかも途中でトラロープがなくなり、木に掴まって西にトラバースを続け、ついに岩窟に着きました。法華経の文言の刻まれた宝篋印塔と行者像などがありました(写真)。


岩窟まで来ても北の尾根へ下るのは容易ではありません。下の尾根が見えないので、とりあえず東に少しずつ降りながらトラバースし、木が生えていて掴まれる所を探して滑りやすい斜面を降りました。倒木の多い谷状の地形を降り、咲いているミツマタの間を西に戻って、ようやく尾根歩きになりました。歩きやすい尾根で、植林も少しありましたがツツジも増えてきて、395mピークにはアシビが咲いていました。この先は北にツツジを見ながら岩の多い尾根を降りました。途中で西に尾根は曲がり、相変わらずツツジが綺麗でした。問題は尾根の先端で、西寄りが斜面がやや緩く楽そうだったので降りました。植林で木が多い場所を選びましたが、木に掴まって降りるのがやっとでした。降りると墓所がありました。当然墓参りのための道があるはずと思って庵川へ行くと橋はなく、ハシゴのようなものを飛び石に載せて渡るようになっていました。しかしハシゴを使って渡ってしまうとハシゴを元の場所に戻せないので、渡りやすい場所を探して飛び越しました。上流に行けば橋があったようです。


山の上はツツジで一杯でしたが、下から見上げるとツツジはほとんど見えず、斜面の桜が目立ちました。ツツジは背が低くて見えにくいのかも知れません。だとしたら登って見に行くべきです。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「土万」です。



2025年4月1日火曜日

鬼門大荒神から登る一宮の宮山

 


一宮町東市場の宮山(みやま)には2009/07/18に登りました。10数年経ってだいぶ変わっているかもと思って、今回は北寄りから登ってみました。鬼門大荒神という赤い鳥居の神社があります。背後の山の上の方は笹が生えていますが、フェンスがあって扉があります。ここから林に入って登山開始です。東市場生産森林組合所有地とのことなので気をつけて登りました。しかし最初は里山です。道のようなものがあるところではそれに従いましたが、それ以外は適当に登りました。たまに植林もありますが、ほとんどは自然林です。勾配はそんなに急ではありませんが、木に掴まれれば楽でした。たまに少し平坦になるので一息つきながら登り、1時間ほどすると岩が増えてきて、枝の間から展望もあって、1時間弱で宮山の山頂に着きました。東市場四等三角点(514.35m)があり、2009年にはなかった宍粟50名山の杭がありますが、それにも増して岡城跡という説明板がありました。山頂はあまり広くないので、大きな城ではなかったでしょう。


山頂から北東の尾根に向かいました。こちらも大きな岩がたくさんあります。城としては邪魔だったのではないでしょうか。歩くにはさほど邪魔ではありません。途中にひとつ堀切らしき場所がありました。たまに展望があり、藪はほとんどなく、下草は全く無いという歩きやすい尾根ですが、大岩を巻いたところもありました。510mピークを過ぎて急斜面を登り、さらに徐々に登っていくと倒木地帯もありました。倒木はあまり多くないので、跨いで行けました。その後も上りが続き、金属プレートの打呑口四等三角点(735.54m)に着きました。ほぼ落ち葉に隠れていました(写真)。


下山は尾根を少し西に戻り、北向きの尾根を降りました。こちらも藪や下草はないのですが、木が邪魔で見通しがきかず、迷いそうな所もありました。急斜面もあって木に掴まって降りましたが、落ち葉で滑りやすく、ジグザグに降りるように心掛けました。マーキングや人工物は皆無で、植林もありません。まさしく里山の雰囲気でした。最後は少し西に寄り過ぎましたが、東に戻って2010/12/12に通った道に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「安積」です。