2019年10月27日日曜日

智頭の愛宕山

この山名は勝手に付けました。愛宕公園のある山です。智頭駅から東に歩くと山がありますが、道路脇に愛宕公園への入口があります。案内図がありますが、道を登ると堰堤の工事中です。さらに登ると愛宕公園です。展望は良いのですが、案内図で展望台とされているお城風の建物は閉まっており、遊具も減っていて寂れた感じです。平成元年完成ということで、今は利用者も少ないのでしょう。登ってくるのは楽ではありません。

愛宕公園に登るのが目的ではなく、ここから尾根を穂見山の方向に歩くのが目的でした。公園の南には道はありませんが植林です。美しい植林なのですが、細い木が密集しており、間伐が必要ではないかと感じました。多少のアップダウンはありますが平坦な尾根で、326m地点、358m地点を過ぎて、杉山三等三角点(389.96m)に着きました。この付近から植林の間に灌木が生えています。406mピークは北側をかすめて進み、次のピークにはCATVのアンテナがありました。この付近の尾根は曲がりくねっており、GPS頼りに歩きました。標高は南の穂見の集落とは100mほどしか違わず、南に道がありましたが、タイヤなどのゴミが大量に捨てられていました。高祖谷四等三角点(391.52m)も植林と自然林の境界にあります(写真)。

三角点からちょっと東に行くと眼下に林道が見えて、降りていくと北から来た林道が南に分岐していました。降りたところには小さな祠がありました。北の岡田から南の穂見に抜ける峠道ですが、標高差がほとんど感じらず峠という感じではありません。東の山に登り、植林を登りました。広い尾根で鬱蒼とした植林ですが、登っていくと尾根に沿って土塁のようなものがありました。どうやら道を作った名残のような感じでした。これを真っ直ぐに登っていくと、2019/09/19に通った舗装された林道に出ました。林道を少し北に歩き、次の尾根を西に歩いて下山しました。尾根の北側に作業道の跡があり、それで尾根に上がって少し降りると林道と出会いました。しばらくは林道を降りましたが、途中で南に行ってしまいそうだったので、植林の尾根を降りて、最後は害獣避けの扉を通って棚田に出ました。この付近では金網で田畑を囲っているので、これは山から出たというよりは田畑に入った感じでしたが、無事に再び扉で外に出て、岡田の集落を通って智頭に戻りました。

標高差は300mもない、長い尾根歩きでした。低山での植林浴にお勧めできます。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「智頭」です。

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