2019年7月21日日曜日

丹波篠山の槇ヶ峰

丹波篠山市の山に登りにいくたびに、地形図でこの肝臓のような形をした山塊が気になっていました。[1]を見て、これが槇ヶ峰という山だとわかって、登りに行きました。

登り口も[1]に従って宇土観音のある弘誓寺にしました。集落の中の細い道を登っていくと、多宝塔とイチョウの木が立派なお寺がありました。法道仙人によって開かれたそうで、三十三所観音山めぐりの矢印に従って山道に入ると、観音様巡りとなります。観音様にもいろいろあることがわかります。「厨子寄贈」と寄付をした人の名前が書かれていますが、周囲のコンクリートの囲いのことでしょうか?巡路に従ってジグザグに斜面を登ると、一番高い場所に山道と思われる道があり、それを登りました。木やシダが茂って一見すると分かりにくいのですが、明確な道があって尾根にあがりました。尾根に出ると下草がなくなるので歩きやすく、460m+まで来ると祠(?)がありました。「金」と書いて丸い穴のあいているコンクリートの箱なので、お賽銭箱でしょうか?「槙ヶ峯神社」と石に刻まれていましたが、そのような名前の神社は地図には見当たりません。標高から考えても、ここが山頂かも知れません。ここから西に歩き、いったん植林の鞍部に下ってから登ると、宇土三等三角点(467.21m)がありました。西側には送電線の巡視路があり、その脇の藪の中でした。ここまでもチラチラと展望がありましたが、ここからは北東方向がちょっと見えました。

三角点から東に引き返し、尾根を縦走しました。道があって歩きやすいのですが、ちょっと笹が生えています。標高440m+の分岐点からは宇土観音に降りられそうでした。熊手が落ちていて、たしかに落葉が片付いている感じがしました。さらに東に尾根を下り、次の380m+鞍部には道が来ているような印象でしたが、この東の390m+に上がるところには道がなく、藪こぎでした。次の370m+鞍部にも道が来ていましたが、その東の道は不明瞭です。南の399mピークに行かないように東に植林を抜けて斜面を降りましたが、探せば道があったかも知れません。「火の用心 入山を禁ず」の札はありました。降りた340m+鞍部には池があり、「薬師池」標識がありましが、溜池ではなさそうです。ここにも道が来ていますが、東側の尾根にあがり、道をたどりました。倒木が多くて歩きにくい場所もありますが、植林もあってあまり苦労せずに歩けました。400m+ピークにあがって、北方向の道のほうがしっかりしていたので、北に尾根を降りていきました。笹が増えてきますが、踏み跡は続いています。そして最後は共同アンテナの残骸があり、どちらを向いても急斜面となりました。少し手前で南に降りるべきだったと思うのですが、行き着くところまで行ってしまったので、北斜面に踏み跡を探して降りました。最後は木につかまって斜面を降り、背の高い草薮を抜けて道路に出ました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「篠山」です。

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