2019年7月15日月曜日

八鹿町の大徳山の西の尾根

大徳山には2017/09/30に登りましたが、その時に西に平らに長く伸びる尾根が気になっていました。そこで登山コースを検討したのですが、意外と南北の斜面は険しく、かなり西まで行かないと登れないことがわかりました。結局中八木にある地形図の破線道を探すことにしました。向八木からも破線道がありますが、谷道なので怪しそうな気がしました。

広い水田を抜けて害獣避けの扉を抜けると、山の麓に出ました。ここで道を探すと踏み跡らしいものがあるので辿ると、いきなり立派な石垣がありました。この付近は段々畑が作られていますが、その一角は屋敷跡のような気がします。とにかく道があるので登り続けると、なんとなく尾根先に回る道に出てきました。ここからは地形図通りに古い道を登りました。尾根の下に出てくると道は分からなくなりましたが、尾根は問題なく登れるので、そのまま登り続けました。途中で向八木からの破線道が上がって方向は未確認ですが、尾根の南側に回り込む道があるのは確認しました。荒れ気味の尾根を登り続けるとNHKの共同アンテナがあり、それから八木三等三角点(449.63m)に出ました。周囲は切り開かれています(写真)。

三角点からは平坦な尾根です。2キロ以上に渡って平らな尾根を歩きました。平らと言ってもアップダウンが無いわけではありませんが、すぐに登りきってしまいます。藪も少しありますが、かき分けて簡単に抜けられるようなものです。448m地点を過ぎ、共同アンテナの残骸がもう一つあり、408mピークに登りましたが、この付近は地形図でも分かるように広い平坦地が広がっています。地形図では破線道がこの付近を越えていますが、未確認です。この付近から少し藪が増えてきたような気がします。そして標高が上がり、くねくねと細尾根を通り、450mを越すあたりは藪が多いなと思ったら、地形図にはない林道に出ました。南から上がってきて、尾根上をジグザグに登って地形図の林道に繋がっていました。林道からは北の展望があります。さらに林道の上へ登ると、西の方に遠くまで展望がありました。あとは頑張って藪を登って反射板を通り、大徳山山頂に着きました。登山記念のプレートが何枚かと、広谷二等三角点(555.74m)があります。ここからは展望はありません。

下山は山頂から北に降りました。ちょっと降りたところには平坦地があるのですが、その先は急斜面でした。木に掴まらなければ降りられないような斜面ですが、幸いに掴まれる木があって、なんとか林道まで降りられました。あとは林道をひたすら降りました。途中に「展望地290m」の標識があったので笹が茂った遊歩道を行ってみると、258mピークに東屋がありました。展望図がありましたが、木が伸びていて半分は隠れてしまっていました。さらに「高柳ふれあいの森へ」という道標があったので北に降りましたが、道はすぐになくなってしまいました。適当に斜面を降りてから西に寄っていくと笹の茂った遊歩道がありました。降りて行くと林間広場があり、小ピークにはこれも木が邪魔な山頂展望台があり、高柳の方に下山しました。途中にはいくつか害獣避けの扉がありますが、どれも変形していて開けるのに苦労しました。平成23年に整備されたようですが、もはやハイキングは無理です。あとは広い田んぼを眺めながら向八木に戻りました。


展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「関宮」「八鹿」です。

0 件のコメント: