先週歩いた若桜の鬼ヶ城から弁天山のコースの、特に弁天山付近はとても良い雰囲気の山だったので、今度は北の遠見山から登ってみようと思いました。正確には八頭町と若狭町の境界にある遠見山です。
遠見山に登るなら一番自然なのは若桜神社の裏から西に延びる尾根です。神社の裏手北側から山林に入ろうとすると道があり、よく見ると「遠見山経由弁天山登山道」という道標がありました。ということで、登山道を歩くことになりました。最初は植林の急斜面を登りますが、作業道が補強されており、助かりました。尾根に上がると西に展望があります。
ここからは町界の稜線に沿って登りです。特に展望もなく、倒木もありますが、問題なく宮ノ谷三等三角点(465.56m)に着きました。地デジのアンテナのようなものが立っており、小屋が2つあります。ここで右に曲がって西に進みます。しばらくは勾配は少なく、広い尾根もあって、北を向いた反射板に着きました。ここからは「ウッディワカサ」に下山できるようです。もう少し西に歩いて、600m+ピークを過ぎて、その次の600m+ピークには金属製の倉繁四等三角点があります。これは基準点成果等閲覧サービスでは検索できませんが、標高605.7mで番号は106650でした。同じピークの西の端には日田林道への下山道がありました。日田からも登ってこれるようです。
このあとは少し急斜面もありますが、トラロープが張ってありました。そして、遠見山山頂です。本谷三等三角点(805.84m)があります。周囲は伐採されていて休めます(写真)。登山の感想を書いて投函する箱がありますが、遠見山に「とうけんざん」と振り仮名が振られていました。北側は植林、南側は自然林で、自然林は一部伐採されていて若干の展望があります。この日は暑くて、ここまで2時間半かかってしまいました。山頂からは遠見峠へ下山です。このルートはアセビが多くて迷いやすいのですが、トラロープがあって問題なく下山できました。登山ルートとしては当然このあと弁天山へ向かうのですが、あまりに暑いので遠見峠から下山することにしました。三倉登山口への道標は地形図上の遠見峠よりもかなり北にあるので、もっと南まで歩いてみました。すると路端に小さなお地蔵様があり、茂谷登山口1.4km三倉登山口1.2kmの道標がありました。ここが中国自然歩道の遠見峠のようです。
北に引き返して、三倉登山口へ下山しました。木の階段が随所にあってよく整備されています。何も考えずに歩いているとマーキングを見失うこともありましたが、大きな問題もなく、三倉川の舗装された林道に降りられました。「小畑越 登口」と書かれた道標が立っています。あとは舗装道路を1時間近く歩きました。すぐに周囲の谷は石積みだらけになって、昔は耕作地だったようです。「盛次大権現」と書かれた石がありましたが、平盛嗣でしょうか?歴史を感じさせる地域でした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「因幡郡家」「若桜」です。
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