2016年7月10日日曜日

大原の大空山

あまり高い山ではありませんが、良い名前の山です。場所は岡山県美作市、智頭急行大原駅の北です。江ノ原集落から登ることにしました。山に入っていく道はいくつかありますが、結局集落の北の、因幡街道が国道373に戻る付近の墓地から登りました。神社があり、墓地には江戸時代の墓もあります。その端から竹の多い荒れた急斜面を登りました。作業道の形跡がありますが、急斜面で滑りやすくて困りました。ひとしきり登ると尾根に出て、南側は植林、北側は自然林です。多少の倒木以外は障害物は少なく、風も涼しくて快適に登れました。標高480mを越えて、鳥取自動車道と智頭急行のトンネルの上を歩いていったん降りると、林道がありました。新しいもので、高圧線の鉄塔付近を通って北の桐尾方面から来ているのではないかと思います。これは無視して自然林の尾根を登ると、意外と周囲は広々としています。特に大空山のある主尾根に上がる手前には広い平坦地がありました。そして主尾根に出るとすぐに大空山山頂でした(写真)。吉田三等三角点(545.41m)があります。国土地理院のHPでは「電子基準点取り付け 不明」ですが、金属製のチップが付いていました。展望はありません。

大空山からは南に尾根を下りました。周囲は植林です。地形図では450m-の鞍部に破線道が描かれていますが、道らしい道はありません。ただし植林なので降りられそうな感じではありました。その南の490m+ピークを南東に曲がって尾根を歩きました。489mピークの手前は倒木が藪化していましたが、それ以外は大きな問題はありません。しばらくは広々とした尾根ですが、植林が消えると徐々に藪っぽくなりました。その南の猪の谷四等三角点(434.94m)の周囲は伐採されていますが、展望はありません。このまま南に歩くとどんどん出発点から外れてしまうので、西に適当に藪を降りました。そんなにひどい急斜面ではないのですが、藪っぽい尾根でした。最後は鳥取自動車道のフェンスに突き当たり、北に尾根を降りました。どうしたらよいのか分からないので東側の谷に降りましたが、真っ直ぐに尾根を降りるのが楽だったかも知れません。鳥取自動車道を潜り、さらに智頭急行を潜って、国道373号線に戻りました。

3時間くらいのショートコースです。特に見応えのあるものはありませんが、日本の田舎は良いですね。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「古町」です。

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