2016年7月18日月曜日

コザイ峠から登る駒の尾山

最近、中国自動車道の夢前インターから乗って鳥取自動車道沿いの山に登りに行くことが多くなりました。今日も地形図を眺めていて面白そうなコースに思えたので、コザイ峠から駒の尾山に登ってみました。

コザイ峠へは、西粟倉ICから大規模林道粟倉・木屋原線で行きました。峠の北側を調べると、一段高い所に細い舗装道路がありました。これはどうやら旧道のようで、青戸への標識が立っています。峠にあたる所の岩の上には石に彫られたお地蔵様がありましたが、この岩はちょっと登りにくかったので、少し西で作業道を見つけて藪に入りました。お地蔵様を近くから調べましたが、風化して裏面に「世話人 長尾」という字が読める程度でした。この藪は急斜面ですが、ちょっと登ると尾根に作業道がありました。周囲は植林が増えてきますが急勾配は続いて、主尾根に上がってほっとしました。718mピークを過ぎると西側から林道が上がってきますが、尾根には達しません。770m+ピークを過ぎると西側からの林道が尾根上で終わっていました。ちょっと頑張って急斜面を登ると伐採地があって、東側の中谷の「愛の村パーク」の建物がよく見えます。写真は日名倉山です。西側も展望があって、引谷四等三角点(856.85m)を見落とすところでした。

三角点からいったん降りて次の840m+ピークに登る手前には、東側から林道が尾根に達しており、そのまま尾根から少し下の東側を走っていました。尾根はこの付近から勾配がきつくなり、935m地点付近はかなり疲れました。藪は全くありませんが、とにかく急勾配が続きます。標高1000mを超えるとだいぶ楽になり、1100m付近で駒ノ旺山荘方面からの登山道と合流します。この付近は木の間隔が広くて気持ちの良い場所です。1139m地点付近から少し笹が生えていますが、邪魔にはなりません。この付近は山頂に近いにもかかわらず西側の谷にはかなり多くの水が流れています。そして長い一直線の登りとなり(木の階段が作られています)、登り切るとネマガリタケの草原に出てきました。後山などが見えるようになり、草原を登り続けて、駒の尾山の山頂に出ました。「駒ノ尾山頂」と彫られた標石の周りに、座れるくらいの高さの石がストーンヘンジのように並んでいます。大茅二等三角点(1280.47m)もあり、案内板もあります。ちょっと東にネマガリタケの間の道を歩くと夏は閉まっている避難小屋があり、その先は後山とダルガ峰への分岐となります。

下山はまず西に降りました。これは林道ダルガ峰線にある駒ノ尾登山口からの登山道なので、よく整備されています。階段も多く、標識もしっかりしており、展望台と休憩舎が途中にあります。登山口から山頂までは2kmとなっています。しかし今回は登山口には降りず、途中で登山道を逸れて尾根をそのまま降りました。1060m+の少ピークから方向を確認しつつ南西に藪を下りました。1000m+の少ピーク付近では登山道が尾根を横切っていましたが、行こうとしている方角とは違うので、さらにそのまま藪を降りました。そして長尾四等三角点(974.90m)をススキの中に発見しました。この辺はかなりの藪です。その先はダルガ峰線が尾根を横切っているので、ちょっと苦労して林道に降りると、「影谷石展望台」がありました。

この先の尾根には進入禁止の未舗装林道が作られており、しばらく降りてみましたが、くねくねと曲がるので尾根を真っ直ぐに降りることにしました。するとすぐにまた同じ林道に出会いましたが、そのまま東の方へ行ってしまうようでした。さらに尾根を降りて行くと、標高800mを切った辺りで、また別の古い林道がありました。林道だらけの山です。さらに尾根を降りると、標高750m付近の先から尾根は西に曲ります。この付近は風が気持よく通り抜けて、気分良く歩ける素晴らしい細尾根でした。尾根の突き当りの標高700m付近から西側はススキが生い茂る伐採地なので、南に植林を歩きました。669m地点を過ぎると急勾配になりましたが、頑張って降りて行くと、作業道に出ました。これを上手に下山方向に辿って、大規模林道粟倉・木屋原線に戻りました。

登りの尾根は、ほぼ予想どうりでしたが、標高差が大きいので山頂までほぼ3時間かかりました。下りの尾根は、最後の気持ちの良い植林以外はちょっと藪っぽい感じでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「西河内」です。

0 件のコメント: