2014年3月19日水曜日

西脇の中畑三角点

これは西光寺山から畑谷川を挟んで北側の山並みとなります。中畑町の住吉大明神の西側の林道から害獣避けの扉を開け、谷を遡りました。[1]にあるようにすぐに金網に沿った分岐があり、西光寺への道標(当然反対向き)があります。山の向こうから西光寺にお参りする道を作った方がおられたのでしょうか。[1]ではこの道を辿っており、それなりに良い道もあるようですが、とりあえずは林道を行けるところまで行ってみることにしました。地形図で見ると、谷の東側の山は尾根に畑のマークがあり、川を渡って尾根に登る道があるのかと期待したのですが、川に降りる道はありましたが、あまり太い道ではありません。林道はほぼ地形図どうりに細くなった川を跨いで東に伸びて行き、地形図の岩場のマークの付近で終わっていました。ここには大きな穴があり、周囲は大きな岩で囲われています。明らかに人工的なものですが、用途は全く不明です。石を切り出していたのかも知れません。

林道の終点は藪でした。イバラを避けながら枯れススキの急斜面を登りました。これが地形図の岩場でした。登ると平らな展望地があり、南の方がよく見えました(写真)。この付近も何か作業が行われたようですが、ここから上は自然林になります。急斜面ですが、下草はなく木の間隔も広いので、最初は歩きやすく感じました。時々切り開きかと思われる所もあります。しかし三角点の南の570m+ピークは藪で、ここから三角点のあるピークはほとんど見えません。適当に藪の斜面を降りて登り返すと、中畑三等三角点(598.22m)に出ました。周囲は切り開かれて岩がいくつかありますが、一番座りやすいのは三角点でした(金属チップなし)。周囲の木の間から北も南も山々が見えましたが、夏になると全く展望はないでしょう。

中畑三角点からは東に縦走しました。境界明確化の頭の赤いプラスチック杭がよい目印で、迷わず歩けました。最初は相変わらず藪っぽい雑木林でしたが、三角点より高い600m+のピークに登り、563mピークの手前あたりからは植林になりました。566mピークを通って600m+ピークまで、多少の倒木はありますが楽に歩けました。ここからは南に下山ですが、途中はやや迷いました。この尾根は途中からネットが張られていましたが、530m+ピーク付近では鹿の白骨死体がネットに絡まっていました。ネットに角がひっかかった男鹿が憤死したようです。鹿の角は落ちていたら拾ってくるのですが、頭蓋骨付きでは持って帰る気になりませんでした。この尾根は東に曲がって行きます。そのまま降りてもよかったのですが、急斜面の植林を南に下ってみました。そのまま下って450m+ピークの先では枡の底四等三角点を見に行こうかと思ったのですが、ひどい藪なのでやめて、西の尾根に行きました。一旦降りて登り返して413mピークを過ぎるとその先はどちらを向いても藪という感じで、結局一番シダの少ない方向に降りたところ、南東の方角となりました。最後は畑を避けて山裾をうろうろしましたが、この付近には小さな溜池がいくつか作られていたようです。あとは県道36号線を歩いて住吉大明神に戻りました。

山を歩いていたのは4時間弱です。特徴はありませんが、尾根道は気分よく歩けました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。

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