2010年12月5日日曜日

粟賀町の法楽寺から一周


粟賀町には越知川の北側に尾根が東から延びてきています。ここからずっと尾根を辿って山を一周することにしました。登り口は尾根の先端にある墓地です。南側には法楽寺に行く舗装道路が通っていますが、墓地の奥にも小道があって、山に入っていきます。これはとてもよく整備された遊歩道で、気持よく登れました。山頂にはシダに覆われた綿山三等三角点(230.70m)がありました。ここからはも良い道が続き、最後は法楽寺の駐車場に出てきました。ここから315mピークには、尾根伝いに登りました。

315mピークの東には地形図で崖が書いてありますが、ここは展望のよい場所です。この付近からいよいよ本格的な山登りになりましたが、切り開きがあったので楽でした。雑木林ですが、気持よく登れます。この付近の木には白いペンキが塗ってあることが多く、これがマーキングのようです。「界」と書いた木があり、脇には「中村内財産区管理組合 西ウルシ谷 松界」と書いた札が下がっていました。466mピークまでやや急な道を登って、一息つきました。ここからは東に向かいます。この先も登りが多く、さらには共同アンテナの残骸があります。相変わらず切り開きがありますが、周囲は伐採した松の木がたくさん転がっていました。藪っぽい尾根ですが、歩くのに困ることはありません。

三沢山四等三角点(537.27m)の付近では気をつけて東の尾根を降りました。この付近にはピンクのマーキングがあります。この先はいくつかアップダウンがあります。そして、新しいネットが張られており、西側の展望が広がります。さらに尾根を歩くと、再び展望のある谷の上に出てきました。今度は尾根に金網があり、これに沿って歩くことになりました。写真は、最初に金網に出会った場所から、北西の方角を見たものです。この金網は堅固なもので、たまに出入口もありますし、倒木で壊れている部分もありますが、大部分はしっかりとしており、金網のどちら側を歩くかが大きな選択となります。歩きやすいのは西側だったのですが、問題が起きました。金網が西の尾根に曲がっているのです。この尾根は予定していたルートではないので、金網の東側に出ようとしましたが、出られる場所がなく、結局金網の下に小動物が出入りしているらしい隙間を見つけて、這いつくばって抜けました。

この先も金網が続きます。周囲は植林となり、最後は東の尾根に分岐していますが、金網の西側を歩いていたので見に行くこともできません。金網はちょうど行きたかった西の尾根へと曲がっており、そのまま金網の南西側を歩き続けました。こちらの尾根は藪っぽいのですが、金網の南側には細い道があります。509mピークは意外としっかりした山でした。その先も金網の南側を歩きましたが、また問題が生じました。金網が南へ曲がっているのです。この角にも金網に出口は無く、結局少し戻って倒木のある所で金網の北側に出て、そのまま尾根を西に下り続けました。

この付近はピンクのマーキングがあります。ところどころ良い道がありますが、すぐに藪っぽくなります。ただし、歩くのに困るほどではありません。吉富四等三角点(397.49m)は藪の中です。この先はマーキングも無くなります。そしてちょうど350mの所で急斜面に突き当たりました。周囲をよく調べると、北側の急斜面に白ペンキの塗ってある木があり、こちらの尾根を降りることにしました。木に掴まりながら降りていくと、なだらかな尾根になり、さらには植林の中の作業道になりました。結局、杉から東に伸びる林道に出てきました。南の尾根に降りたほうが出発点に戻るのは楽だったのですが、マーキングのある尾根を降りるのが、やはり正解でしょう。あとは歩道のある国道312を南に歩きました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「粟賀町」「生野」です。

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