2017年3月17日金曜日

和気富士と和気アルプス

最近岡山づいていますが、今日は和気富士から和気アルプスを縦走しました。富士山からアルプスを縦走できるとは便利です。一度に四国八十八ヶ所を巡れる山と似ています。ネットで調べると情報は十分です。登山口は駅に近い曽根で、赤い鳥居から登山道が整備されています。ちょっと登るとテレビのアンテナがある和気富士に着きました。北曽根城跡という戦国時代の城跡のようですが、狭いし標高もなく、じっさいに戦闘もなかったようです。

ここからは一旦下って縦走コースとなります。すぐに和気地区の和の字の山焼きの場所に出ます。物資運搬用のモノレールがあり、山焼きも実際には山に生えている草や木を燃やしているのではなさそうですが、それにしても急勾配で立っているのがやっとという感じでした。縦走コースは岩山で木が少ないせいで見晴らしが良く、気持ちよく歩けました。岩場でもシダは頑張って生えており、山は急峻なので、藪山探検はできず整備された道を歩くだけになります。ピークによってはアルプスにちなんだ名前がつけられていますが、このようなものは多可の方でも見た覚えがあります。足元の岩は火山岩で、流紋がきれいだったりします。

北から東に尾根を曲がって、竜王山への分岐は涸沢峰だそうです。そして北に降りると鞍部に「ファイト一発!!」と書いた札がありましたが、これはむしろ帰りに実感しました。岩を登って274mピークは奥ノ峰だそうです。この付近も眺望が良く、登りですが気持ちよく歩けました。神ノ上山近くになると少しなだらかになって、植生も変わってきます。少し北側に遠回りして、山頂に着きました。日笠下二等三角点(369.89m)があります。展望は素晴らしく、東や北が望めます。山頂にはブロックで作られた倉庫のような建物がありますが、何でしょうか?黒尾山にあるアンテナの建物と雰囲気は似ています。

下山はそのまま東に降りると鷲の巣というロッククライミング用の岩場を通ることになりますが(Cコース)、登山中に見た竜王山が面白そうだったので、分岐まで戻って竜王山に向かいました(Bコース)。こちらも良く整備されていて、急勾配も苦になりません。足元が砂や土でなく岩なので楽なのです。竜王山には竜王山四等三角点(222.76m)があります。遠くから見ると禿山のように見えますが、意外と木が生えています。ここからはほぼ真っすぐに尾根を降りました。害獣避けの扉を通って、由加神社を見て帰りました。

標高は書写山程度ですが、ずいぶんと歩いたような気がします。姫路で言えば桶居山から高御位山の縦走のような感じでした。縦走路以外にも枝道がたくさんあって、いろいろなアプローチで楽しめそうでした。

展望 ★★★
藪山度 ☆☆☆
地形図は「和気」です。

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