2015年3月21日土曜日

黒田庄の天狗山

黒田庄には白山と妙見山というポピュラーな山がありますが、その北側の山に登ってみました。加古川線の本黒田駅から東に黒田庄町黒田を歩くと、「黒田官兵衛生誕の里」という碑が立っています。姫路市民としては納得がいきませんが、この付近の山にかつて黒田城があり、黒田はそこの領主だったそうです。昨年の官兵衛ブームのおかげでこの付近には登山道が整備され、天狗山の手前の346mピークまでは良い道ができていました。途中に見晴らしの良い場所があり、黒田城趾の説明板がありました。さらに登ると「見張り櫓跡」に着きました。ここで登山道は終わりですが、さらに先にも道があります。正面には岩盤が露出した山があり、登れるか心配だったのですが、マーキングを辿ると意外としっかりした道があり、急勾配ではありますが、難なく岩山に登れました。岩盤の上に出てきたので、ここも西から南に展望が広がっていました(写真)。450m+には「黒田」という黄色いプラスチックの杭があるだけですが、天狗山四等三角点(484.24m)のある天狗山にはいくつかプレートがあり、'03.2.8の大柿さんのもありました。

この先は平坦なこともあり、落ち葉を踏んで歩ける尾根でした。マーキングもあります。頑張って急勾配を登ると、557mピーク付近には綺麗に節理で割れた大きな岩がありました。妙見山近くのピーク付近は植林が増えてきました。妙見山には行かず、そのまま東に尾根を進みました。徐々に標高が下がり、植林となりました。「標 造林者氏名 谷川区山林共有林会」などと書いてあり、その下には地図が描いてある石の板が何枚かありました。そして463mピークに登ると、今度は'94.9.4の大柿さんのプラスチック板が下がっていました。ここは竹林山というのだそうです。

ここからは下山ですが、真っ直ぐに尾根を北に歩きました。尾根の形からはこれが一番素直ですが、どんどん急勾配の植林となりました。特に倒木や枝が多いわけではないのですが、急斜面で大変でした。林道を探して降りるべきだったかもしれません。降りた先も人家の裏手でした。谷川に出て、加古川線で久下村から本黒田まで戻ろうかと思ったのですが、2時間近くも列車が来ないことが分かったので結局歩いて戻りました。

官兵衛ブームのおかげで最初は随分楽でした。全体的にも、よく歩かれている山という印象でした。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。

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