2015年2月15日日曜日

龍野の楓池周辺を歩く

たつの市の善定から札楽川方面は、よく歩いていた時期がありましたが(2007/01/06)、久しぶりに行って見ました。松尾神社の前から札楽山林道を歩いて行くと、周囲の山がかなり伐採されていました。おなじみのお地蔵さんは前と変わっていませんが、お地蔵さんの前の山は伐採されてネットで囲われています。前は植林を抜けて尾根に上がって黒蔵に行ったのですが、その植林は完全に伐採されて、尾根に上がるのは困難になっています。しかたがないので南に向かう道を歩くことにしました。西側の山は広く伐採されており、道も部分的にはネットの中を通り抜けますが、赤い「火の用心」のある付近は以前とあまり変わっていません。ここで左に行くと播磨線26鉄塔に出ますが、今日は右の細い道に入ってみました。これは植林の中を行く道で、途中で27鉄塔への分岐がありますが、まっすぐに登りました。道は途中で少し怪しくなりますが、谷の奥へ続いています。徐々に西寄りに向きを変えて、最後は炭焼き窯がありました。この先には特に道はありませんが登るのに支障は無く、尾根に出ました。これは2007/01/06に登った27鉄塔のある尾根で、すぐに392mピークに出ました。ここを右に曲がれば黒蔵ですが、今回は左に歩きました。

気持ちのよい尾根で、倒木等も多いのですが、だいたいは道があります。たつの市と相生市の市境だからか標石もずっと埋められています。地形は複雑で、巡視路との合流点にある「火の用心」には、私が歩いて来た方向には「コッチはX」と書かれていました。尾根の巡視路はいきなり目の前に大きな岩があったりしますが、かつてはよく整備されていたであろう道で、播磨線25鉄塔に出ました。送電用サージカウンターが付いていますが、中を見るとカウントは0で電池切れです。さらに巡視路を南に歩いて、367mピークの近くの播磨線24鉄塔に着きました。この先をさらに西に巡視路を歩くと、釜出に行けるわけですが、今回は南東へ市境を歩きました。こちらは明確な道がないのですが、ピンクのマーキングがあって、これを辿ると楽に歩けました。ちょっとシダが生えている所もありますが、問題なく歩けます。このルートは後で調べると「善定コース(迷い易い)」のようです。360m+ピークは南を巻いて行きますが、その先で市境が東に折れて350m+ピークに行くところで道はどんどん谷に降りて行ってしまいます。市境に戻ってもよかったのですが、ピンクテープがあまりに多いのでそのままついていくことにしました。すると溜池の南に出てきました。細い流れに細い木が3本横たえてありますが、これは渡れないので、ちょっと脇で流れを飛び越え、向かいの坂を上がると道路に出ました。これは地形図にも載っている菖蒲谷方面に繋がっている道です。

東に歩くと菖蒲谷森林公園の案内板があり、この溜池は「とんぼの池」というのだそうです。正面ではサバイバルゲームが行われており、迷彩服を着た人達がいたので、そちらには行かず、北へ向かい、小さな川にかかる大きな橋を渡りました。そのまま北に歩くと、楓池へ繋がる谷は削られて太い道になっていました。東側の山に上がる道が作られていたので、これを登りました。この付近は2006/02/25にも来ましたが、道があると楽に歩けます。東屋などはありませんが、道はよく整備されています。展望はありませんが、たまに南の大倉山が見えます。標高430m付近まで登ると、桃をパカンと割ったような面白い岩がありました(写真)。道は460m+ピークまで登り、さらに大成池の方へ向かっていましたが、善定に戻るために460m+ピークから北に降りました。この尾根は藪で、最初は方向が定まらず困りましたが、太い尾根を北に降りて行きました。たまに切り開きがありますが、シダも多く、歩きづらい尾根です。しかも尾根が曲がりくねっており、方向を確認しないと間違った方面に降りてしまいます。標高が400mを切るくらいになるとシダが多く、足元がよく見えないので歩きづらい場所もたくさんありました。岩も多いなと思ったのですが、考えてみるとここは墓石で有名な善定山ですから当然かも知れません。勾配は徐々に急になり、シダと岩で歩きづらくなりました。290m+の小ピークを越すと、シダの中に標石が埋まっているようになりました。近くの木に赤ペンキで何やらマーキングがあります。シダの生えていないところは歩きやすいのですが、尾根にはシダが多く、最後は谷を歩きました。札楽川の水音が聞こえるようになった付近で東に向かう作業道跡を見つけて、札楽山林道に戻りました。

予想していたことですが、下山に通った尾根は山歩き向きではありません。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は[龍野」「二木」です。

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