2014年1月4日土曜日

北から登る多可町の原山と加西市の鎌倉山

多可町の原山には、以前(2012/1/15)に東の尾根から登りましたが、今回は北から登りました。県道が尾根をかすめて走っている所から尾根に上がりました。電気柵を跨ぐとまたネットがありますが、尾根上はネットの外なので問題なく登れました。非常に急な植林ですが、作業道の跡を辿ると楽に登れました。尾根に上がってちょっと展望がひらけても、登りは続きます。植林なので足元はよく、倒木もありません。もっと登るとアップダウンのある尾根歩きとなり、約1時間で原山山頂に着きました。貴船二等三角点(496.85m)がありますが、展望は東側が少し見える程度です。

原山からは南に鎌倉山まで縦走しました。以前にも歩いた平坦な尾根で、うっかり前と同じように東に降りそうになりました。正しく南東に向かう多可町と加西市の境界の尾根と歩けば、歩きやすい尾根でした。少し降りると明楽寺町から北に峠を越える道が地形図には描いてありますが、記憶にありません。しかしこの付近は気持ちの良い植林で、道もしっかりしていました。鞍部からは登りになり、藪っぽくなります。ひどい藪ではありませんが、主尾根に合流する手前あたりが一番の籔でした。

主尾根へは、小天井(460.2m)という標識のある所で合流しました。ここには地籍図根三角点があります。ここからは2012/1/14に逆コースで通ったハイキングコースで、道はきれいに整備されています。いくつか石仏がありますが、どれも立派なものです。送電線の鉄塔付近からは南に展望がありました。柳峠からは坂を登って播磨線132鉄塔に出ました。この先は送電線の巡視路なので、368mピークは巻いて次の131鉄塔へ行きます。ちょっと戻って368mピークも見てみましたが、藪でした。ここからはロープの張ってあるちょっと急な上りで鎌倉山まで行きました。無料で覗ける望遠鏡があるのが有難いところです(写真)。展望は素晴らしく、瀬戸内海が見渡せます。比延田三等三角点(452.46m)も、石仏もあります。

下山ですが、北に降りるルートはいくつも考えられます。368mピークに戻って北の尾根を降りることもできますが。368mピークが藪だったので、多可町と加西市の境界の尾根をさらに西に行ってみることにしました。鎌倉山から北にちょっと行ったところにある石仏から北西に降りるのですが、ここが意外と急勾配で、下の尾根が見えずに苦労しました。さらに降りて行くと鉄塔があるのですが、道がはっきりせず、西の尾根に迷い込みました。間違いに気がついて北に戻るとちゃんとした道がありました。ここは巡視路になっているので、探せば道があるはずです。次の370m+ピークを巡視路は南側に巻いていくのですが、ここから北へ尾根沿いに下山することにして、ピークに登りました。この付近は自然林ですが倒木だらけで、歩きにくい尾根です。この状態は北に歩いて行っても変わりません。シダも増えてきて、本格的な藪山歩きとなりました。340m+ピークには方位を記した標石があり、これに従って北東へ降りました。藪を抜けて323mピークまで来ると地籍調査のピンクテープがあり、これに従って尾根を降りて行くと、植林の下に道がありました。おかげで無難に降りることができました。

途中の尾根が整備されているので4時間ほどで一周できました。最後の尾根は藪でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「西脇」です。

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