2013年8月27日火曜日

若杉峠から藤無山

きれいな林を歩いてみたくて、宍粟市の山に行くことにしました。実際に歩いたのは養父市との市境の尾根です。ほぼ[1]と同じ道のりです。

国道29号線を北上し、音水湖の北まで行って県道48号線に右折しました。道谷の集落を抜けると、道路の左側に「藤無山登山口」と書かれた杭があり、隣に県道521の標識があります。これが沼谷林道ですが、この付近に車をとめて若杉峠まで歩き、尾根に取り付きました。植林の中を登っていきます。急坂ではありますが、木に掴まらないと登れないというほどではありません。足元は枝打ちで落ちた枝で埋まっていますが、これも問題ありません。ちょっと長い登りですが、気温が低かったので楽に登れて、若杉三等三角点(992.34m)に着きました。ここからはアップダウンの少ない尾根歩きですが、例によってピークからは枝尾根があるので方向を常に確認しなければなりません。そして、890m+の鞍部に降りました。ここは大屋スキー場から道が登ってきています。「藤無山」「道谷方面」という道しるべがあり、ここからは登山コースとなります。よく整備された歩きやすい道です。シダやササも生えていますが、これだけ道が整備されていれば問題になりません。尾根の両側の展望が時々あり、氷ノ山や杉ケ沢高原、鉢伏山がよく見えます。そして、たいした急登もなく、藤無山山頂に着きました。三本杉二等三角点(1139.24m)があり、北側の展望があります。周囲は笹がはびこってきつつあります(写真)。

下山は尾根を戻って、「道谷方面」への分岐がある所に戻り、そちらに降りました。最初は急勾配でトラロープが張ってあります。少し降りると再び「道谷方面」がありますが、そちらには行かずに真っ直ぐ尾根を降りました。気持ちの良い尾根で、足の向くままに歩くと、960m+ピークを過ぎて、歩きやすそうな尾根は北に向かっており、降りて行くと左手に作業道が現れ、それを降りて行くと沼谷林道に出ました。降りた地点はやや北寄りだったので、峠には行き損ないました。あとは林道を歩いて出発点に戻りました。

全行程4時間もかかっておらず、急勾配も無くてちょっと物足りない山歩きでした。若杉峠から藤無山までは直線距離で3kmほどありますが、1139mの山に登るのに標高差は400mというのが楽な原因でしょう。尾根をもっと東まで歩いて、若杉に降りても良かったかもしれません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「戸倉峠」です。

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