2011年11月13日日曜日

山之内の寺河内三角点


近場で適当な山を探していたら、夢前町山之内の寺河内三角点には行ったことがないことに気が付きました。さっそく行ってみました。ついでに立船野三角点まで足を伸ばすことにしました。

合併して廃校になった山之内小学校の前の、夢前川が二つに別れる所で交番の前から橋を渡り、目の前の尾根に取り付きました。動物避けのネットなどは全くありません。急斜面の植林を登るとすぐに尾根に出て、あとは倒木があってやや歩きにくい尾根をひたすら登りました。平坦な所が何カ所かあり、寺河内四等三角点(477.25m)に着きました。大柿さんの赤いプラスチック板('08.10.17)が木に下がっていました。赤布に従ってピークから西に降りて、あとは尾根歩きです。植林のところと雑木林の両方があります。

690m+ピークは以前に来たことがあります(2008/08/16)。共同TVアンテナが立っており、東側の展望があって七種山が見えます。ここから南の尾根歩きは以前と同じです。620mピークは面白くありませんが、この先は岩場が多く、ロープが垂らしてありました。この付近からは東側と西側と両方の展望があります。明神山もよく見えました(写真)。細くて岩場が多いので展望のある尾根です。そして林の中の立船野四等三角点(589.04m)に着きました。ここにも大柿さんの赤札がありましたが、'04.2.24のものに'08.10.17の日付が書き加えられていました。

この付近は明神山の登山道になっているらしく、黄色いテープがたくさんあります。明神山への分岐となっている630m+ピークでは、東に向かう尾根にはそちらに行かないように紐が張ってありましたが、それを潜って東に行きました。560m+ピークは気を付けないと南東に尾根を進んでしまいます。北に降りると、さらに東に伸びる尾根があります。とりあえず560m+を過ぎて、568mピークまで行きました。ここは展望が良く、山之内やその北の山々、雪彦山が見えました。

問題は下山で、568mピークから東に降りると夢前川の西側に降りてしまい、温泉などの私有地に出たり、川を渡れなかったりという問題があります。そこで568mピークから560m+ピークに戻って北に尾根を降りました。この尾根には赤布があり、568mピークに向かう尾根にもありました。最初は岩場があって、巻いて降りました。そのうちに周囲が植林になってなだらかな尾根になります。410m付近まで降りると尾根が東西に二手に別れますが、ここは西の尾根を降りました。伐採した木が多い尾根を降りていくと、だんだん勾配が急になり、最後は伐採地に出てきました。実は尾根歩きの間に620mピークあたりから伐採地が見えており、そこに出れば下山が楽そうだったので、こちらの尾根を選んだのです。しかし伐採地周辺は伐採した木が多く、伐採地にも背の高い草が茂っています。かなり苦労して伐採地に出て、伐採地の中を降りて行きましたが、すぐに眼下に川と作業道が見えました。この道が地形図の破線道ですが、伐採地の下付近ではぬかるんでいるので、少し植林の中を北に歩いてから作業道に出ました。あとは地形図の実線道(林道西の谷線)を歩いて山之内に帰りました。なおこの林道は川沿いに北の方にも続いていました。

下山は560m+ピークから北に降りて東の尾根を伝うのが一番楽に見えます。しかし降りた先には川があり、夢前川に近い付近は人家もあります。少し覗いて見たのですが、この付近の山は荒れ気味ですし、川も深いので渡り易そうではありません。西へ降りてしまうのが正解のようです。または568mピークから北に降りると林道がありそうですが、未確認です。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「寺前」です。

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