2011年3月20日日曜日

山崎町塩山の神宮司山


午後からは雨という予報だったので、ショートコースを歩きました。とは言っても場所は姫路からだいぶ遠い山崎町の志文川沿い、塩山です。昨日歩いた山よりはずっと南になります。

とっかかりは塩山の松尾神社で、ここから裏手の塩山配水所に登りました。ここから北東の尾根に乗り換える予定でしたが、笹が茂っており方向が分かりません。やっと北の尾根との間の鞍部に出ると、動物避けの金網がありました。入口があって抜けられましたが、金網の外に鹿を見ました。塩山配水所に興味がなければ、ここから登り始めるのが正解でしょう。

ここからは長い尾根です。荒れ放題ですが下草は少なく、小枝と倒木を避けて歩きました。しばらく歩くと360m位に傾斜が急になる所がありますが、ここは峠になっていて道が横切っていました。枯れた小枝を折りながら急勾配を登ると、やや平坦になりました。二つピークを越して492mピークに近づくと荷造り紐が張られており、「松茸山につき入山を禁ず」と書いた古い板が落ちていました。しかし道はずっと明瞭になり、歩き易くなりました。道が南に向いてくると岩場が増えてきました。写真は一番大きな岩で、登ると北や西の展望がありました。ただし登ると降りられず、西側を巻いて進みました。

このあとはアップダウンが続きます。この山並みは地形図で見ると492m以外のピークは標高が書いてないのですが、実際には610m+のピークが二つあります。南北に繋がった尾根ですが、分岐がたくさんあり、ピークに登った後でどちらに降りるかが大問題でした。どのピークも広くて、どちらにでも行けてしまうのが問題です。急登とは反対に急斜面を降りるところもあって、方向に自信がないと躊躇します。しかし大部分は道があって、地面は落ち葉なので、歩き易い尾根でした。昨日の山には雪が積もっていましたが、ここでは雪はまったく残っていませんでした。最後は道が怪しくなり、倒木処理の行われた広々した尾根に出てきますが、倒木処理の方向にネットに沿って降りて行くと南東に行ってしまいます。ここは気をつけて南に尾根を降りました。

地形図では鞍部に破線道が通っていますが、東側はともかく西側は倒木ばかりなので、目の前の斜面を登りました。稜線に出ると道があり、しばらく歩いて行くとベンチがあって「北東眺望点 0.3km 5分」「神宮司山頂上 0.2km 3分」「展望台 0.6km 15分」という道しるべがあり、ここが整備された山だということが分かりました。まず神宮司山頂上に行くと、小さな神社がありました。神宮司山三等三角点(449.69m)もあります。

下山は「展望台」の方向(西)に降りましたが、草が茂って道が確認できません。尾根道ですが、左下に林道が見えていました。最初は道とは言えない状態でしたが、だんだんに道らしくなってきました。池があったので行ってみると、ベンチとはっきりした道がありました。後で地図を見るとこの池はビオトープとのことでしたが、枯れ木で荒れ放題でした。「神宮司山頂上 0.8km 20分」「入口・炭焼広場 0.6km 10分」という道しるべがありました。あとは良い道で下山しましたが、途中に東屋がありました。展望台なのかも知れませんが、木が茂っていて展望はあまりありません。そこからは斜面を斜めに降りる道を歩きましたが、場所によっては路肩が崩れて道がほとんどなくなっていました。最後は土万小学校に出ました。ここには「東入口広場 0.1km 2分」という道しるべがありますが、ここで始めて「土万ふれあいの森」の地図を見ることができました。道とは思えなかったルートが、「回廊の森」と「眺望の森」だったようです。

3時間ほどで降りてきたのでショートコースでしたが、急登や岩場もあって、しっかり山を歩いたという充実感がありました。お分かりのように神宮司山はおまけです。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「土万」です。

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