2010年7月17日土曜日

三日月の平松三角点


2007/11/10に、三日月から御殿山を経由して北の尾根を歩き、金山と平松をつなぐ京坂まで達しました。今回はその続きを歩いてみました。

「けんこうの里三日月」に車を止めて、志文川の西側の墓地脇の道を登りました。これは地形図上は京坂に続いているはずです。鹿・猪避けの扉を通ってすぐに堰堤があり、右(北)に関電の赤い「火の用心」が立っており、脇には金属製の橋が流れを跨いでいます。北の尾根には高圧線の鉄塔が立っています。堰堤付近は倒木などでかなり荒れており、そちらに行っても道はなさそうだったので、橋を渡って堰堤の北側を通り、堰堤の上流に出ました。これが実は大きな間違いで、地形図をよく見ると道は堰堤の南側の尾根に向かっています。これに気がつかなかったため、倒木だらけの谷を登る羽目になりました。堰堤の上で谷は二つに分かれますが、北側の谷にはほぼ原形を留めた炭焼き窯が残っています(写真)。しかしこちらは登りにくそうだったため、もう一つの谷に向かいましたが、こちらも倒木が多くて登りにくそうでした。結局二つの谷の間の小さな尾根に取り付きました。急な尾根で、途中は小さな石が多くて足場の悪い場所もありましたが、15分も登ると少しなだらかになりました。そのまま主尾根まで登りました。

主尾根は切り開かれており、赤やピンクのマーキングがあります。そのため歩くのは容易です。まず400m+のピークまで登りましたが、展望はありません。そこから少し下ると道がありますが、次の尾根は巻いて行きそうだったので、真っ直ぐに440m+ピークを目指して登りました。ピークは雑木林ですが、登っている途中で消えてしまったピンクのマーキングが復活しています。正しい登山ルートがあるのかも知れません。ここからは平坦な尾根となり、平松三等三角点(453.22m)に出てきます。標石はやや草に隠されています。

さらに北に尾根を進むと、尾根は西に曲がりますが、そちらは大きな草が茂っています。ここはピンクのマーキングに従って北東に降りると、さらに北に進めます。この後は真宗に降りるつもりなら東の方の尾根に進まなければならないのですが、ピンクのマーキングに従って降りていったところ、尾根はどんどん西向きになり、最後は段の溜池の南付近、谷が合流する地点に出てきました。峠よりはかなり西で、もう平地に近い場所です。ここから真宗へは峠越えですが、地形図の破線道が無くて沢の登るのだと大変だと思っていたところ、意外と良い道がありました。最初は車でも上れる道です。峠近くになると踏み跡になってしまいましたが、それでも問題無く峠に出られました。峠の東側は、これまた車でも通れそうな道が登ってきており、これを下って真宗に降りました。峠のすぐ東に、お地蔵さんがあります。最後は食品会社の敷地の中に出てきました。

とても地味な尾根歩きです。おそらく逆向きに歩いた方が、道は分かりやすいと思います。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆

地形図は「土万」です。

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