2009年8月16日日曜日

福崎の北浦谷三角点から日光寺へ

北浦谷三角点があるのは、福崎町の北東側、岡部川の南に位置する山並みです。播但道の播但第一トンネルが通っている山でもあります。目立つ割りには長細くてループ状のルートが作りにくいのですが、帰りは平地を歩くのを覚悟で行ってみました。

市川沿い井口の恵美須神社から登りました。神社の本殿の後ろに小道があります、この道は地形図の破線道そのままに尾根の北側を進みます。かなり荒れており、倒木も多く草も生え放題ですが、ゴミだけはちゃんと落ちています。尾根に出てすぐの190m+ピークには共同アンテナの残骸がありました。

このあと、尾根には荷造りテープが張られています。この山も松茸山なのです。240m+ピークで尾根道は保喜の方へ降りて行ってしまいますが、尾根をたどりました。荷造りテープのおかげで尾根を見失う可能性はありませんが、倒木も多く、かなり荒れた里山という印象です。

雑木林の藪尾根を歩きましたが、250mの尾根に登る手前は倒木が多くて困りました。この尾根に上がって少し歩くと北浦谷三等三角点(322.01m)に出ました。ここには保喜から道が上がってきているようです。ここまで展望は全く無かったのですが、三角点(写真)も藪と草むらの中で展望も全くありません。この先も雑木林の倒木の多い尾根が続きました。310m+ピーク付近はやや広く、不思議な雰囲気の林ですが、ここにもビニールテープが張り巡らしてありました。「松茸山につき入山禁止 日本文華山盛会」という張り紙がたくさんありました。謎です。その先を下りると、下から幅の広い道が上がってきています。これは地形図にもある道です。

この先に300m+のピークがありますが、この手前が大問題でした。尾根に大きな岩があり、片側が切り立っているためにこれを越えて進めないのです。幸い岩に沿って古いロープが張ってあり、これを伝って岩から降りて巻いて進むことができました。ここは道なのだということを、このロープで認識しました。地形図でもこの尾根には破線道がありますが、他の部分ではほとんど道と言えるものはなかったので、なおさらこのロープは意外でした

このあと荒れた尾根のアップダウンを進むと、いきなり正面に赤い標識が立っています。関電の巡視路です。高圧線の鉄塔は尾根の北側に立っているのでこのルートでは出会いませんが、巡視路は尾根経由のようです。この三叉路が108、109、110の三本の鉄塔へのルートの分岐となっています。ここからは日光寺の方向に尾根を進みましたが、巡視路がどうなったのかは分りません。すぐに藪っぽい道になりました。

山頂にはアンテナ群が立っており、それが木立の間から見えると少し元気が出ましたが、その前には登り斜面があります。予想していたよりは緩やかでしたが、やや長い登りでした。そしてツーカーの鉄塔の下に出てきました。日光寺四等三角点(408.62m)があります。この付近からは北側の展望が楽しめます。

この後は、日光寺にちょっと寄ってから尾根伝いの舗装道で加治谷に降りました。この道は近畿自然歩道となっていますが、舗装道路なのであまり歩きたい道ではありません。

全行程4時間ほどで出発点に戻れました。真夏の日差しの中、車を取りに平地を歩いて戻るのは、やっぱり楽とは言えません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつも拝見、未知のルートを歩かれる姿勢に
感心しています。
日光寺山にはよく登っています。出来ればイ
ラストでもいいですからコースの概略図でも
掲載してくだされば分かり易いと思うのです
が・・・。もちろん地形図を丹念に辿れば分かりはするのですけど。

穴居人 さんのコメント...

こんばんは。
穴場の姫路という変なホームページをやっている穴居人と申します。

http://himejino.kakurezato.com/

今まで密かに拝見させていただいてたのですが、よろしければリンクさせていただきたいと思い、ココに書き込みました。

ホントに不躾で申し訳ないのですが、藪山探検、かなり愉しんでみてます。
僕も山に入ると何故か、藪に入ってしまうことが大いにありますし、ホント不思議なんですが、意外な発見があったりしますw

よろしくお願いします。

藪山探検隊 さんのコメント...

匿名さまへ
あまり使いませんがGPSは持っているので、コースの記録は残ってます。ですからいつでもマップは作れるのですが、手間がけっこうかかります。なんとか楽な方法はないものか、模索中ですのでしばしお待ち下さい。
その前に、そろそろ索引を作らないと自分でもいつどこに登ったか思い出せなくなりつつあります。とても印象の強い(はっきり言って思い出したくない)藪もありますが、里山は雰囲気が似ていて、しっかり記録しておかないと頭の中で一緒くたになりそうです。そのうちに同じコースを再発見しそうな気がします。

藪山探検隊 さんのコメント...

穴居人さま
穴場の姫路はいつも読ませていただいております。藪山歩きの参考にもなりますし、その他にも興味深いスポットが多くて、のこのこ見に行ったりしています。
リンクは全く問題ありませんので、ぜひお願いします。