2009年1月4日日曜日

市川町の谷城から尾根歩き

播但線の甘地と鶴居の間付近に、谷城(永良城)という山城の跡があります。ここから北西に延びる尾根はハイキングコースとして整備されています。軽い山歩きに行ってきました。

市川の支流の振古川沿いに谷という集落があり、そこの大歳神社から登城道があります。良く整備されており、たちまち標高206mの城跡に着きます。立派な城壁があるわけでもないのですが、平坦地が広がり、南に少し展望があります。そしてここからは尾根沿いに遊歩道が延びています。

遊歩道ですので、気楽に歩けます。案内板も整備されており、樹林に関する説明板などもあります。「健康増進具」もあります。展望やぐらからの眺望を楽しむと、道は少し南の斜面沿いになるので、ここは尾根を歩きました。尾根には遊歩道ではありませんが、枯れ枝は切られています。送電線の鉄塔(鶴居支線28)があり、しばらく歩くと遊歩道と合流しますが、ここは峠地蔵と呼ばれる地点で、お地蔵さんがあります。ここからは鶴居方面にも降りられるようです。遊歩道はここで終わりですが、この先の尾根も枯れ枝はちゃんと処理されています。

ちょっと登ると、横倉観音四等三角点(282.69m)があります。ほぼ完全に地中に埋まっていますが、白い杭があるので落ち葉が積もっても発見不可能になることは当面はないでしょう。少し南西のピークにはテレビの共同アンテナがあり、ここの展望は良好です。しかしここで道は終わり、この先の尾根はシダで覆われています。足元が見えないのは困りますが、歩くには困らないので、次の284m地点まではすぐです。この先も少し登りですが、どんどんシダの背が高くなってきます。

尾根を伝うにはここから北に降りなければならないのですが、シダ藪で道がよく分からないので、まず南に尾根を進みました。南側の斜面を見ると比較的背の低い植林で、下草がたくさん生えています。そのまま尾根を南に降りることもできそうでしたが、初心を貫徹しようと尾根を戻り、北に降りる尾根を探しました。頂上付近が藪なので見つけにくいのですが、見つかると割とまともな道で、まっすぐに鞍部の破線道まで降りられました。

破線道は切り通しで、お地蔵さんがあります。鶴居側は、視線より下に高圧線が走っています。南へ降りましたが、地形図にあるように破線道は北西に大回りしています。最初は雑木林で、それから植林になります。実線道に出てくる付近は暗い植林ですが、手入れは良いようです。

遊歩道だけでも十分楽しめますが、物足りない方は2時間ちょっとの山歩きに足を伸ばすのも良いのではないでしょうか。もっと足を伸ばせば、七種山まで尾根は延びています。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆ 前半は皆無です

0 件のコメント: