2025年1月15日水曜日

上郡の高田城跡と福峰山

 


姫路から龍野を通る県道5号線を西に走り、椿峠を越えて高田台の手前で北に行くと、奥という集落があり、八幡神社があります。ここの裏手から単なる里山だと思って登り始めました。最初はかなりの勾配ですが徐々に楽になり、里山歩きになりました。徐々に道もはっきりしてきて、標高290m付近では鉄塔の跡で休みました。そのうちに斜面が人工的な段になり、ついには登れないような段差になりました(写真)。回り込んで登ると、高田城跡という青い札が木に掛かっていました。深い空堀もあって、いかにも山城でした。しかも登っていくとまだまだ平坦地が作られており、林道がループしている359mピーク付近も山城跡という感じでした[1]


ここからは林道を歩きましたが、途中で414mピークに登ってみようと思い、林道から離れました。この付近の藪はシダが少なく、少し枝を避ければどこでも歩ける感じでした。414mピークには特に何もなく、方向を失って東に降りてしまいましたが、適当に藪を降りて林道に出ました。ここからは地形図を見ながら地形図の西向きの実線道を歩きました。これは車が通れる道です。しばらく歩くと道が複雑に枝分かれしている場所に出ましたが、真っ直ぐ行く道を選びました。この道は新山寺池をまわって、堤防に着き、その先は谷沿いに下っていきます。西へ行く道はないので、斜面を登りました。ここも特に障害物のない斜面で、しばらく歩くと2022/12/29に歩いた林道に出て、かわいい祠が2つありました。その裏には留山三等三角点(435.24m)があります。


2022/12/29と同じように西に歩きました。くねくねと曲がった尾根で、379m地点を過ぎて、西に行きたくなるところを南に曲がり、細尾根を通って340m+に登り、南に歩いて福峰山に着きました。神明寺四等三角点(334.3m)があります。ここの展望は素晴らしく、宝台山から高田台、千種川が見渡せます。山城には向かないにしても、砦はあったでしょう。


下山ですが、福峰山から南の砂地の斜面にロープが張られています。これを伝って降りました。急斜面で、地面は小さな岩のある砂地ですが、落ち葉が積もっていて滑ります。ロープがなければ降りられない斜面で、登山するなら普通はこんな急斜面ではなく、東の尾根を使うと思います[2]。しかしロープのおかげで滑って転ぶこともなく、なんとか下山できました。標高差150mに渡ってロープが張ってありました。植林を下ると荒神社に出てきました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「二木」です。



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