2017年7月17日月曜日

鳥取県の駒帰から登る志戸坂山

鳥取自動車道の岡山県と鳥取県の県境は志戸坂峠です。ここから西に延びる尾根は、岡山県側から志戸坂山に登った時(2016/9/17)に通っていますが、もっと西側を歩いてみようと思って、鳥取県の駒帰から登ってみました。登り口は鳥取自動車道の駒帰トンネルの通っている尾根です。尾根先は削られて道路になっていますが、西側から尾根に上がる道があります。作業道なのですぐに怪しくなって、あとは非常に急勾配の植林の斜面を這いつくばって登りました。足元の土がしっかりしていたので登れましたが、かなり危険な斜面でした。

尾根に上がってからもしばらくは急な登りが続きます。ときどき平坦になって楽になることもありますが、長くは続きません。周囲は主に植林でした。標高650m付近では林道が尾根を横切っていました。西側から登ってきているようでした。さらに登り続けると徐々に楽になってきて、790m+に達すると、平らな尾根を歩くようになりました。ここには「明治百年記念植林 家業繁栄」と掘られた石がありました。788m地点を過ぎてしばらくは楽な平らな尾根ですが、少し登ると藪っぽくなってきました。アセビなどの藪です。900m+まで来ると伐採地があって、吉野川沿いが望めましたが、ここからはあちこちにシダが生い茂った尾根になります。そういえば前回(2016/09/17)志戸坂山から志戸坂峠に降りた時にもこんな所を通ったなぁと思っていると、県境に出ました。志戸坂四等三角点(910.69m)は良い雰囲気の林の中にあります。志戸坂山というプレートが掛かっています。

志戸坂山からは西に県境を歩きました。これも日本分水嶺のようです。ところどころ幅広い尾根になって、気持ち良く歩けました。木がないとシダがはびこるようでした。歩きやすいのですが意外と迷いやすい尾根で、何度か支尾根を降りそうになりました。登りになってだんだん藪っぽくなってきたころ、南側に道を見つけました。車が通れる幅ですが、今は木がせり出していて通れないでしょう。しかし藪を歩かなくて済むので道を歩くことにしました。この道は斜面に作られた水平道ではなく、有り難いことにジグザグに登って行きます。最後は960m+ピーク付近に達して西に下って行くようだったので、尾根に戻りました。

下山は少し歩いた先の960m+ピークから北に尾根を降りました。この付近もやや藪っぽく、しかも枯れた根曲がり竹が残っています。ここから北に延びた尾根は下山ルートというには登りが多く、じっさい976mピークは今日のコースの最高地点です。アセビの灌木を抜けて上がり下りを繰り返して、櫛浪三等三角点(916.73m)に着きました。この先は植林となります。写真は植林側から撮ったものです。ここからは東に尾根を真っ直ぐ降りました。植林の箇所が多いのですが、自然林もあり少し藪もあります。藪を避けようとすると尾根を外すので、気を付けて尾根の中央を降りました。ひどい急斜面もなく、あまり苦労せずに標高580m付近まで降りると下に林道が見えたので植林の斜面を降りました。この林道は尾根先に回り込んでから谷に降りて行っていました。途中でいくつか分岐がありましが、谷川沿いになると、気持ち良く森林浴をしながら駒帰に戻れました。

一周で5時間かかりました。特に見どころがあるわけではありませんが、気持の良い尾根を歩けました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

0 件のコメント: