2015年6月6日土曜日

石ケ堂古代村から登る建屋山

養父市の建屋山にはこれまで2014/08/30と2015/04/18の二回登っていますが、今回は山の西側の石ケ堂古代村から登ってみました。古代村にある説明書によると、この付近は大昔から神聖な場所とされていたようです。最近はログハウスやキャンプ場もあり、登山道も整備されているため、まずはそれを登りました。環状歩道という丸太の階段を歩いて行くと、まず大神岩という巨石がありました。旧金毘羅宮跡だそうです。この岩の上にオオカミ岩四等三角点(345.53m)があります。名前が違うと思いきや、大神はオオカミですね。なかなか良い展望です。この先も臼岩とか鏡岩などがありますが、極め付きは小テング岩、中テング岩、大テング岩で、小天狗岩ではアルミの4連梯子を登ります。どれもかなりの巨岩です。展望も素晴らしく、御祓山と須留ケ峰が見渡せます(写真)。高所恐怖症にはつらい場所もありました。

大テング岩からは環状歩道から離れて建屋山を目指しました。赤テープのマーキングがありますが、最初は藪っぽくて枝をかき分けて歩きました。しかし徐々に下草がなくなって、684mピークを過ぎたあたりからは登りやすくなりました。登り始めて2時間位で、建屋山山頂に着きました。建屋二等三角点(855.78m)があります。この日は天気予報は晴れで、雨雲レーダーにも雨雲は無かったのですが、山頂付近は雨が降っており、すぐに下山を開始しました。

下山は山頂の二つ南のピークから南西に降りましたが、幅の広い尾根で迷いました。やっと目的の尾根に降りると藪で、刺のある枝が行く手を阻みました。雨はやんできたのですが、木が濡れているので藪を抜けると服がびしょびしょになります。なんとなく切り開きはあるのですが、木の成長に負けています。とにかく忍耐で藪を抜けると、地形図で破線道が尾根に現れる付近の手前から道がはっきりしてきました。そして、しばらくは破線道どうりに尾根を歩きました。しかし480mピークに向かう登りに手前で道は南の斜面に降りて行っており、ここはピークを目指して登りました。藪がきつくなってきたところで、北側斜面に道があることに気が付きました。この道は幅は狭いのですが谷側は丸太で補強してあり、しっかり作られています。これを歩いて行くと、北へ向かう尾根を降りて行っていました。もう480mピークの藪に挑戦する気力はなく、そのまま北に尾根を降りるとネットが尾根沿いに張られており、途中で道はネットを通って西に降りていきます。その通りに歩いて行くと、谷の最上流に出てきました。ここから破線道の林道までは谷を降りましたが、場所によっては道が消えていて谷底を歩かねばならず、ヒルも気になりました。とはいうものの、途中に水が岩をナメて流れていたり、岩に細い溝が掘られて水が流れている場所があり、景観を楽しめました。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬竹田」です。

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