2012年10月7日日曜日

黒尾山の南の870mピーク


山には常に名前があるとは限りません。この山も、あまり目立つ山でもなく、名前が無いのもしかたないかも知れません。しかもこの山は通り道で、必ずしもこの山に登ることが目的だったわけでもありません。

山崎から伊沢川を遡って、上の下(地名です)で左に曲がり、河原山川沿いに細い道を走りました。橋を渡り、別荘を何軒か過ぎたところで右に別れる未舗装の道があり、ここに車をとめました。そして川沿いに歩き、東谷大橋を渡って堰堤を過ぎ、河原山川から東谷川が別れる所で東谷川を北に渡って、尾根の端に取り付きました。少し北に行って河原山川に近い尾根を登り始めると、作業道がありました。尾根を真っ直ぐに登っているので大変な急勾配ですが、道には違いありません。しばらく登って踊り場を過ぎると倒木などが増えて藪っぽくなりますが、道は続いています。そのまま尾根を登り続けましたが、意外と植林は少なく、ところどころ岩のある尾根でした。820m+ピークも、851mピークも藪でした。その先しばらくは平らですが、登りになります。この付近でも踏み跡はあります。地形図ではこの付近のすぐ南の谷に破線道がありますが、確認していません。尾根を登って行くと岩場があり、付近にはワイヤーロープが転がっています。この付近は伐採されており、材木を下ろしたのだと思いますが、伐採後には灌木が茂っており、イバラも多くて藪になっています。ところどころ最近植林を切ったところは空き地になっていましたが、他は藪で、抜けるのに苦労しました。最後は870mピーク近くに行きましたが、藪がきつかったのでピークには行っていません。おそらく高い松の木が生えていたあたりだと思います。

870mピークからは東に尾根を歩きました。ここも木が少なくて藪ですが、道がありました。ワイヤーロープが尾根沿いに走っていましたが、何のためのものか見当もつきません。そのまま尾根を北に歩いて、山崎智頭線16鉄塔に着きました。写真はここから見た黒尾山です。ここまで、北の尾根に隠れて黒尾山を見ることはできなかったのです。鉄塔からは南に歩きましたが、来た方の尾根に行かずに植林の中を東側の尾根に降りました。しばらく行くと道標があり、15鉄塔経由で与位への分岐となっていますが、水剣山方面に歩きました。植林の790m+鞍部を過ぎると真っ直ぐの登りで、840m+ピークに出ました。ここにも道標があり、水剣山方面に進みました。この先の尾根は以前に峰旗から歩きましたが、倒木で荒れた部分が多く、なかなか進めません。植林が終わると急な下りになり、木に掴まって降りました。方向をきちんと確認しなかったのですが、今回は西に戻るので必ずしも峠に降りる必要はなかったので、適当に降りて行きました。そして出てきたのは荒れた林道でした。この道は谷の北側斜面に作られており、降りてきた地点より東側は倒木で埋まっていました。幸いに西側は地形図の実線道どうりで、一旦曲がってから川を渡り、くねくねと曲がりながら降りていきます。紅葉の季節には美しいと思います。

名もない山ばかりですが、コースとしては870mピークの手前と林道に降りる所以外は大きな問題はありません。展望は870mピーク付近からと鉄塔から楽しめました。ところでこの付近は河原山国有林のようですが、河原山とは具体的にどの山のことでしょうか?河原山三角点は、一宮の方にあります。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「安積」です。

0 件のコメント: