2011年10月10日月曜日

宍粟市波賀町の日見谷三角点


この山は名前がわからないのですが、黒尾山の北側、深山とは谷を挟んで東側にある山です。三角点は波賀町と一宮町の町界にあります。国道29号線で安積を過ぎて北上すると、西側に見えてきます。登山、下山のルートはだいぶ悩んだ末に、波賀町の上小野から登ることにしました。2011/08/27に深山に登る時に通った林道上城線への道を歩くと、すぐに山に入る舗装道路があります。これを登り詰めました。周囲は気持ちの良い植林で、道沿いに浅い洞穴があったりして楽しめました。終点からは全く踏み跡もないので、急斜面の植林を尾根まで登りました。

尾根は自然林で気持よく歩けました。標高600mを越すと一息つけますが、それからは長いやや急な斜面で、根気よく登ると北や東に少し展望がありました。五蔵山、東山や一山がよく見えます。820m+ピークを過ぎるとシダが増えてきて、次の800m+の鞍部はシダと倒木で埋まっていたので西側を巻きました。そして日見谷四等三角点(844.23m)がありましたが、周囲は雑然としています(写真)。最初の予定ではここから日見谷に降りるつもりでした。それには東側の斜面を降りる必要がありますが、藪っぽいので気が進みませんでした。そこでさらに南に歩くことにしました。

相変わらずシダが多い尾根ですが、藪山というほどではありません。気分の良い林もあります。ちょっとだけですが、ゴソロ山や深山も見えました。820mピークは気を付けないと西に行ってしまいます。次の800m+ピークまで来て、そのまま南に歩けば尾根伝いに黒尾山まで行けることに気が付きましたが、ここから東の尾根で下山することにしました。この長い尾根は、倒木もあってやや雑然としてます。北側は植林の倒木処理をしたようで、時々展望があります。673m地点付近まで来ると藪がひどくなり、さらに尾根が広がってどちらを向いても急斜面となります。鹿避けネットが張られていたので、それに沿って降りることにしました。ネットの張られている尾根は植林ではなく、灌木がやや多い急斜面でした。我慢して520m付近まで降りると、東側の植林の木にワイヤーロープが張られており、何かと思ってよく見ると、北の谷にめがけて資材運搬用のワイヤーが張られていました。ここで東側の植林を見ると、下に道が見えたので、急斜面の植林を抜けて降りました。出てきた道は倒木処理のために作られたと思われる作業道で、斜面をジグザグに降りていましたが、草が生い茂っていました。最後は地形図の林道に出てきました。

この後は谷に作られた立派な堰堤を眺めてから下山しましたが、途中で日見谷に真東に降りる破線道に入りました。これは町界にもなっていると思われる道で、暗い植林の中を抜けていきます。古い墓地や炭焼き窯がありましたが、最後は道に水が流れており、さらには金網に囲まれて、葬儀場脇の道路に出るのに一苦労しました。道路を歩くべきでしょう。

地味な山で荒れている場所もありましたが、気持の良い林も歩けました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「安積」です。

0 件のコメント: