2008年4月12日土曜日

末広から淡路ヶ丸

淡路ヶ丸は,安志の北の山です。インターネットでも登山記録がいくつも見つかります([1],[2],[3])。登り口は東側の末広にしました。最初は神社の裏から登ろうと思ったのですが,標識があり「見晴らしの丘へ」とあるのでそちらに行ってみました。この道は山を降りてしまい,見晴らしの丘は別の尾根にあるようなのですが,降りたところに沢の方に「滝谷」という標識があったのでそちらに行ってみました。ここには大きな堰堤があり,すぐに道は終わりです。しかし右手の尾根に登るのが目的だったので,堰堤の右手を登ると植林に出てきました。植林の中の作業道を登り,時には木に掴まって急斜面を登って尾根に出ました。これは正しい登り方のようです([1])。この後は植林の尾根を登り続けるだけです。

アンテナの残骸があり,2001年には地面に転がっていたキティーちゃんのイラスト入り水筒([1])が木に掛かっていました。この付近で軽装で作業をしている方がおられたので,ひょっとするともっと楽に登れるルートがあるのかも知れません。この付近の植林は比較的良く手入れがされています。下草がほとんど生えていないので歩くのは楽です。杉の植林の中に時々杉以外の大木が混ざっていることがあります。杉を植えるときに切らなかったのだと思います。今では高さは杉とほとんど同じですが,ずっと幹が太くて貫禄があります。新参者の杉が古株の大木に遠慮して生えているように見えました。

尾根近くの平坦地には井戸がありますが,事情はこちら([1])をお読み下さい。ずっときつい登りですが,頂上には50分ほどで着きました。富栖四等三角点(533.62m)です(写真)。淡路ヶ丸という名前は淡路島が見えるからということですが,現在は見通しが悪くて向かいの山も良く見えません。しかし,木が無くても淡路島は無理のような気がしますが・・・

頂上からは北にも歩けそうでしたが,尾根沿いに南下しました。この尾根は展望は全くありません。しばらくは開けた植林でしたが,479mピーク付近は倒木で埋まっていました。なんとか乗り越えると,またしばらく良い道になります。524mピークまで来ると,尾根にネットが張られています。なぜこんな場所にネットが必要なのか分からないのですが,かなり長く続きます。ネットを抜けずに歩いていくと,ネットは終わりますが,また倒木が増えます。結局西側斜面に林道があることに気が付きました([2])。この林道で,三谷峠まで降ります。ここには小さめの送電鉄塔が立っています。神野溝口線39です。昭和14年3月となっていますが,建設は昭和40年なので,建て替えたのでしょう。

ここから下河に降りたのですが,歩きやすい道を通っていたらそれは関電の巡視路で,40の鉄塔に行ってしまいました。三谷峠を通る破線道は県道522号名坂山崎線で,名坂側には「通行不能 幅員減少1.0Mこれより500M」という札が立っていますが,幅員減少と言うよりも道がほとんどありません。巡視路も鉄塔40は眺めが良くて良いのですが,次の鉄塔には行く気にならなかったので沢に降りました。

ぐるっと一周して3時間弱のコースでした。思いっきり急斜面を登ってみた人にはお勧めです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆



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