2008年2月17日日曜日

桜山貯水池西側の山

姫路の西にある桜山貯水池から城山へは,2006年の11月に歩きました。その時に貯水池の西側にある山にも登ってみようと思いつき,今回やっと登る機会がありました。登り口は,貯水池の西側堤防の下にある桜山公園です。大きな円形の公園で,特に何か珍しいものがあるわけではありませんが,開放感一杯の公園です。この公園の南側に,竹林に入っていく道があります。これは地形図では南に大きく50mの等高線が入り込んでいる所です。竹林は良く手入れされていますが,道は竹林が終わると無くなって,あとは藪を登って尾根に出ました。これは尾根に出るには余り良いルートではなく,むしろ貯水池沿いの道に出て,地形図の町界の二点鎖線付近を登っていく方が,きっと楽です。しかしとにかく尾根に出ると,木の間隔が広く,倒木も少なく,歩きやすくなりました。

尾根と言っても一番高いところが140m+です。北西に118mのピークがありますが,地形図で見ると間は崖のようなので行くのをやめました。尾根伝いに町界を南下しました。途中からは尾根道があり,これに従って歩くと町界をはずれて,100m等高線に挟まれた鞍部に降りてきました。町界を進むと西には110m+の小高いピークがあるのですが,行き損ないました。

鞍部に降りると,迷彩服を着て自動小銃を持った人が歩いていました。自衛隊の訓練とは思われず,趣味のようでした。ここからは真っ直ぐ南の188mピークに登りました。かなりの急勾配ですが,藪はたいしたことがなく,しばらく頑張れば登れます。頂上からは桜山貯水池が一望できます(写真)。さらにピークには石垣があり,砦のようなものがあったのかも知れません。

この先は東に進みます。150m-の鞍部に出ると,貯水池の方から道が登ってきていました。ここは峠ですが,峠の西側には道が見あたりません。東側の150m+のピークへは道があります。途中には低い石積みがたくさんあり,溜池を作るときの工事の跡のような感じです。桜山貯水池が作られる前にあった溜池の工事かも知れません。この付近は以前に城山に行ったときにも来ましたが,とにかく岩が多く,人工物のような感じの岩もたくさんあります。ただしバサッと綺麗に割れた石が多いので人工物のような感じがするのですが,割れかかっている部分を見ると石が直線的に割れることは珍しいことではないらしく,人が切ったとは断言できません。

150m+ピークからは北に尾根を進んで,貯水池に降りました。ここは岩が多くて面白いのですが,尾根は幅広くて迷いました。とは言え,どう進んでも貯水池には降りられます。貯水池には一周する道がありますので,それを桜山公園まで戻りました。なお,堤防は立入禁止となっています。

歩きやすい里山で,展望もあり人工物もありで,ちょっと楽しめる短い山歩きです。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆

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