2006年3月21日火曜日

千本の北の山

姫新線で姫路から7つめの駅が千本です。国道179号線からちょっと北側の山裾にある村ですが,陣屋があったりして歴史のある村のようです。この村は三方(東西と北)を山に囲まれた場所にあり,この三方の山をぐるっと回れないかというのが今回の試みです。

歩き始めは,千本の西側の山(城山)にある通信塔の保守用道路にしました。モダンな建物のお寺の脇から歩き始めます。地形図で見るとわかりますが,城山の西側を通って,山の上に出る簡易舗装の道路です。山の上には3つの携帯会社のアンテナとNHKのアンテナがあり,通信の要地と思われます。問題は,この先にどうやって進むかで,実は一番奥にあるNHKのアンテナの先に行くと,尾根伝いには歩けません。正しい尾根に乗るには,ちょっと藪のようなところを抜ける必要があります。標識はなにもありませんから,地図とコンパスが必要です。

この先しばらくは,たまに木にテープが巻いてある程度のマーキングしかありませんが,木の間隔が広く,歩きやすい場所です。周回コースからちょっとはずれて,北の牧三角点(422.5m)に行ってみました。ビールの缶が散乱しており,さらに北に行く道があったので,おそらく北側から登れるのだと思います。

この後は周回コースに戻りました。地形図では幅広い尾根に見えますが,こういう所は迷いやすいものです。この付近は倒木がところどころあり,それを避けているうちに間違った尾根に進んでしまいます。なんとかコースを修正しつつ,千本の三角点に着きました。写真は,この付近のものです。ごくごく普通の里山です。木が多いので,展望はほとんどありません。途中で少し道に迷って古いテレビアンテナを見つけましたが,アンテナのある方に行くと尾根を外れます。

ここから尾根は北に向かっており,489mピークまでとりあえず行ってみました。この辺りも広い尾根で,迷い易いという点を除けば歩きやすい尾根です。489mピークに行ってから南へ戻り,451mピークに進みます。ここは千本の東側の尾根になります。この先は東河内三角点(339.7m)です。この付近は千本の村が見えますが,大規模な植林の倒木があって歩きにくくなります。最後は神社の近くに降りました。

このコースのよいところは,周回コースで戻ってこれるということです。姫新線で千本で降りて,一周歩いて姫新線で帰ってこれます。もちろん車を千本にとめてもOKです。欠点は,眺望が余り良くないことと,ところどころ倒木があることですが,藪山と思えば十分に楽しめます。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆

0 件のコメント: